日本未病システム学会発表。老化物質AGEと年齢により低下する聴力の関係の相関を示唆

モリンダ ワールドワイド インク(本社:米国ユタ州アメリカンフォーク、CEO:ブレント・ウィリス)は、老化を引き起こす物質であるAGEと、加齢に伴い低下する聴力に関連があるのではないかと考え、23~79歳の男女123名を対象に、皮膚AGE値とモスキート音と呼ばれる高周波の可聴域を測定し、相関があるかどうかを調査しました。その結果、AGE値と可聴域の間に弱い相関を確認し、2019年11月16日・17日に開催された第26回日本未病システム学会学術総会にて発表いたしました。

AGE(Advanced Glycation End Products)は糖とタンパク質が結合することによってできる物質(終末糖化産物)で、老化に関連する物質といわれており、加齢とともに体内に蓄積し様々な疾患や老化の進展に関与するといわれています。一方、聴力は加齢とともに低下すること、その低下は高い周波数ほど強く、年齢が上がるにつれて聞こえる音の高さの限界が徐々に下がってくることが知られています。今回の調査の結果からも、今まで知られていた通り、年齢と可聴域、年齢とAGE値の間に相関関係があることが示されました。そしてAGE値と可聴域の間にも弱い相関関係がみられたことから、加齢に伴い聞こえる音の高さが徐々に下がることとAGE値に関連がある可能性が示唆されましたが、どのような機序で関連しているかは、今後さらに詳細に調査していく予定です。

【研究概要】

■発表者 :モリンダ ワールドワイド インク 冨田 夏美

■被験者 :23~79歳の男女123名(男性27名・女性96名 ※平均年齢51.2歳)

■調査方法:聴力の検査とAGE測定を実施。聴力検査にはスマートフォンアプリ、聴力検査&耳年齢テスト((C) 2015 PortTownSoft)を用い6000Hertz~19000Hertzの音を聞き、どこまで高周波の音を聴きとれるかを測定した。AGE測定にはTruAgeスキャナー mini(Diagnoptics社)を使用し、前腕の皮膚のAGE値(皮膚自家蛍光値)を測定した。相関関係はピアソンの相関係数検定を用いて算出した。

■結果  :

・高周波の可聴域測定の結果、年齢と可聴域の間には強い相関関係(相関係数 -0.84)がみられた。

・AGE測定の結果、年齢とAGE値の間にも相関関係(相関係数 0.46)がみられた。

・AGE値と可聴域の間にも弱い相関関係(相関係数 -0.39)がみられた。

AGEと年齢の相関図

可聴域と年齢の相関図

可聴域とAGEの相関図

TruAgeスキャナー mini

<モリンダ ワールドワイド インクについて>

モリンダ インク(本社:米国ユタ州アメリカンフォーク、1996年創業)は、「ノニ(学名:モリンダ・シトリフォリア)」の健康への恵みを世界に初めて紹介した研究主導型企業です。世界中の人々がより健康で生き生きとした生活をおくれるよう、ノニをはじめとする有用植物を世界中から厳選し、健康・美容関連製品の研究・開発・製造を行っています。モリンダ ワールドワイド インクは、モリンダ インクの製造する製品の輸出入・販売業務を行っています。詳細は http://morinda.com をご覧ください。

 


掲載元:@Press

Selected by COCOLOLO ライフ magazine 編集部