良いマインドワンダリングとは?

1日の約半分はマインドワンダリング

目の前の課題や出来事から注意が逸れて,無関係な思考を行う現象を「マインドワンダリング」(心が彷徨っている状態)といいます。一方で、マインドワンダリングとは逆に、「今この瞬間」に注意を向けている状態を「マインドフルネス」といいます。マインドフルネスは、マインドフルネス瞑想などとともに、多くの人に知られるようになってきており、ストレス低減や集中力を高めるのに有効であるというエビデンスも揃ってきているので、「マインドフルネス=良いこと、その逆の状態であるマインドワンダリング=悪いこと」と思われがちです。

確かに、米ハーバード大学のマシュー A.キリングスワース博士らの、2,250人のアメリカ人を対象にしたiPhoneを使った調査で、マインドワンダリングの状態を調査したところ、マインドワンダリングな状態は、幸福度の低下に関連することが明らかになりました。

 

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【執筆者プロフィール】

板生 研一

WINフロンティア株式会社創業者&CEO / MBA&PhD(医学)/ SONY出身 / 東京成徳大学経営学部特任教授 / メンタル・マネジメント、クリエイティビティ・マネジメント、アントレプレナーシップの研究と実践 / 信頼できるエビデンス(海外学術研究等)に基づき発信 / noteで『起業家兼研究者が考える メンタル・マネジメント法』を連載中