迷ったとき、選択に安心感を与える心理学!【社会的比較理論】

「美味しいご飯を食べに行くなら?」
「週末に遊びに行くなら?」
「新しい靴を買うなら?」

私たちは日々、なにをどう選択するか問われながら生活をしています。
「絶対にこれだ!」と確信と自信に満ちているときもあれば、「本当にこれでいいの?」と、自分の選択が正しいかどうかが判断できないときもあります。

今回のコラムでは、日常にある不安や不満を解消する心の動きを読み解く方法を紹介するとともに、自分の選択に迷いを感じたときに起こる深層心理を解説していきます。

 

なにかを選んで比較するのは「自己評価」を正確にしたい証

ランチを食べるために入ったカフェレストランで、どのメニューを選ぶかという場面に直面したとき。種類がたくさんありすぎて悩んでしまうことがありますよね。
なにを食べたいか明確な考えがなければ、ふと目に入った人気メニューのランキングに記載されている人気の高いメニューを選んでしまったという経験、誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

このとき、私たちの心の中では「社会的比較理論」という深層心理が働いています。
これは誰にでも起こりうる心理状況で、自分の選択したことに対して自己評価を正確に把握したいという欲求を意味します。

「自分が選択したものが、どれだけ他人に受け入れられているのか?」

ランチの例で挙げれば、同じカフェレストランに入った自分以外の人たちが、どのメニューを選んだのかを知ることで、自分がどの位置にいるか比較して正確に評価していく……これが無条件の安心感を生んでいくのです。

 

迷ったときは「ランキング」で比較!

自分の信念を貫いて物事を選択していくことは、時にストレスを与えます。加えて、なにを選択すべきかに不安を感じて自分の中での評価がうまく機能しないケースもあります。

そんなときに息抜きできるのが、上記で紹介した「社会的比較理論」
もし選択に迷った場合は、悩んでいることについて、まずは自分なりにリサーチしてみましょう。

とりわけインターネット社会となる現代は日々情報がアップデートされています。
ニュースサイトや口コミ、掲示板で公開されているランキングを見て一般的に「良い」とされている選択をすることで安心して物事を解決できます。

時と場合にもよりますが、迷った際は下手な不安や不満を残すより比較対象を見つけてランキングに頼って見るのも心理的な欲求を解消する一つの方法。

日常の中にある迷いに直面したら、ぜひ自己評価を裏付けする「ランキング」で上手にストレスや不安から自分自身を解放させてあげましょう。


編集:COCOLOLO ライフ magazine 編集部

関連コンテンツ