抑圧を解放して心を軽くする「カタルシス効果」

抑圧を解放する

ひところ、泣ける○○が流行りました。女性誌では本や映画などで特集が組まれ、「カタルシス」「浄化」といった言葉もよく耳にしたかと思います。
私たちは様々な価値感に基づいて行動していますが、周囲と適応するために知らず知らず感情に蓋をしてしまっています。そして、忙くして自分の心ときちんと向き合わずに過ごしていると、抑え込まれていた感情が何かの拍子に爆発することがあります。そんな事態を未然に防ぐためにも、意識して抑圧を解放することが大切なのです。
カタルシスとは、不安や緊張の元となる「抑圧」から解放され、心がすっとする状態です。
ストレスを溜め込んで硬くなってしまった心を、クリスマスにまつわる神聖な音楽とアロマで浄化してみましょう。

心を解放へ導く教会音楽

モーツァルトの教会音楽として有名な合唱曲に「アヴェ・ヴェルム・コルプス」があります。CMにも使われたので耳にしたことがあるかもしれません。生涯に渡ってたくさんの曲を作った大作曲家の原点は宗教音楽でもあるのです。ゆったりしたテンポで、天に通じる祈りや荘厳さを感じて聴くほどに心が洗われる一曲です。

心の通りをよくするフランキンセンス

また心の浄化に役立つアロマの一つにフランキンセンスがあります。和名は乳香といい、東方の三賢者がキリスト生誕に際してベツレヘムへ向かった際、携えて行った３つの供え物（黄金、ミルラ、乳香）の一つです。これはクリスマスプレゼントの起源ともされています。
この精油は呼吸を深くして雑念を払うということで、古来より瞑想に使われてきました。スーッとする香りは、わだかまりや心のコリを取り除き、あるがままの自分に導いてくれます。
今年も残すところあとわずか。カタルシス効果で心をすっきりさせてみてはいかがでしょうか。