コロナが自分リセットにつながったという若者たちも。人と会う時間や自由な時間の大切さを再認識

コロナ禍1年を経た生活者の意識は、「コロナ禍が収束しても現在の生活を維持したい」が56.3%と過半数
理由は20、30代では「時間の無駄削減や自己管理できるから」、60代では「コロナに限らず感染対策が必要」が上位

株式会社博報堂(本社:東京都港区)のシンクタンク博報堂生活総合研究所は、2020年4月から毎月、「新型コロナウイルスに関する生活者調査」を実施しています。最新の4月調査では追加項目として、コロナ禍になって約1年経過したところで、生活者が「新たに気づいたこと」や「現在の生活スタイルの維持意向」などを聞きました。
(調査は4月1〜5日、対象は首都圏・名古屋圏・阪神圏の20〜69歳の男女1,500名)

現在の生活スタイルの維持意向とその理由
「現在の生活スタイルを維持したいか(新型コロナウイルスへの感染懸念がなくなった前提で)」と聞いたところ、「そう思う」計が56.3%と半数を超えました。回答理由(自由回答の集計)では、「時間の無駄削減や自己管理できるから」とのメリットを挙げる声が多く、「コロナに限らず感染が不安で対策が必要だから」を上回る結果になっています。年代別で理由が異なっており、20代、30代では「時間の無駄削減や自己管理ができるから」「快適/健康的なリズムで生活できるから」など生活の快適さを挙げる人が多く、60代では「コロナに限らず感染が不安で対策が必要だから」が高くなっています。

※調査では小数第2位まで集計していますが、本稿は小数第1位まで(小数第2位を四捨五入)を表示しているため、合計値は見た目の数値と異なる場合があリます。

コロナ禍生活1年で「新たに気づいたこと」
コロナ禍生活になってから1年で新たに気づいたことについて17項目を提示したところ、1位「自分も社会全体も衛生意識が高まり、風邪や病気にかかりにくくなった」(66.1%)、2位「家族と過ごすことが楽しくなった」(57.9%)、3位「人と対面で会うときは、その時間を大切にするようになった」「自分にとって大切なものを見極める機会になった」(共に57.1%)、5位「自由な時間を、自分の成長のために使いたいと思うようになった」(56.6%)となりました。これまで“当たり前”だと考えていたものごとの価値を見直したり、自分にとっての優先順位を考え直す、いわば「じぶんリセット」の機会になっているようです。

提示した17項目のうち10項目が50%以上となり、「人付き合いのストレスが減った」「家で過ごすことが楽しくなった」「生活費は、もっと節約できることを実感」など、生活の在り方を考え直す気づきは多岐にわたっています。

▼詳細な調査レポートは下記ページよりご覧ください
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/90596/

 


 

掲載元:PR TIMES

Selected by COCOLOLO ライフ magazine 編集部