ストレスとメンタル・マネジメント

身近になったストレスやメンタルの話題

「ストレス」や「メンタル」という言葉は、今や誰でも普通に使う言葉になったのではないでしょうか。「○○さんの言動がすごくストレスなんだよね」、「最近、メンタルが弱っているんだよね」など、そこかしこの会話で聞こえてきそうです。誰もが身近に感じるようになり、声に出して話題にすることも当たり前になった、このストレスやメンタルというテーマについて、私は、起業家兼研究者という立場から、考えていきたいと思います。

 ところで、自分のストレスやメンタルの状態を把握するとき、私たちは、ほとんど自分の主観を頼りにしていると思います。日常生活で、「ストレスがたまっているなぁ」と言うときは、特に何かで測定する訳でもなく、主観で感じたまま、言葉として発していると思われます。しかし、最近は、様々な手法で、このストレスやメンタルの状態を客観的に数値として見える化することが可能になってきました。アップルウォッチなどのウェアラブルデバイスで心拍数をチェックすることで、ある程度、自分のストレスを推定することができますし、私の会社では、スマートフォンのカメラを使ったストレスチェックのアプリを世にリリースしています。メンタル・マネジメントの第一歩は、まずは自分の状態を知ることですね。

 

ストレスとは?

 「ストレス」はもともと、物体に力が加わった時に生じる「ひずみ」を指す言葉で、工学・物理学の用語でしたが・・・

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【執筆者プロフィール】

板生 研一

WINフロンティア株式会社創業者&CEO / MBA&PhD(医学)/ SONY出身 / 東京成徳大学経営学部特任教授 / メンタル・マネジメント、クリエイティビティ・マネジメント、アントレプレナーシップの研究と実践 / 信頼できるエビデンス(海外学術研究等)に基づき発信 / noteで『起業家兼研究者が考える メンタル・マネジメント法』を連載中