うっとり収納から始まるストレス解消作戦~なんのため?~
前回、整理とは必要なモノと不要なモノが混在した状態から不要なモノを取り除く作業であるとお話しさせていただきましたが、上手く作業は進みましたでしょうか。
整理したい気持ちはあるのに、仕分け作業が進まないという声が届きましたので、今回は3つ目のSTEP「整理に対する意識」に目を向けてみましょう。
よしやるぞと気合を入れて手を付けたものの、どれが必要でどれが不要なのか判断に困る、あるものすべてが必要と思えてくるのは、それは整理の目的があいまいであることが多いように思います。
整理をした先にどういう環境を望んでいるのかを考えてみてください。
・効率的な動線を確保したい
・うっかり同じものの買い置きばかりしてしまうのを止めたい
・空間に「余白」を作って落ち着ける場所にしたい
など、こうなりたいというイメージを具体的に書き出してみるとよいですね。
イメージが固まってきたら、再度、整理を始めましょう。
・なにげなくため込んでしまっているデパートや素敵なショップの紙袋は、昨年どの程度必要だったでしょうか。足りなくて困りましたか。
・食品、備蓄品の賞味期限は切れていないでしょうか。
・「痩せたらまた着るから」と大切に何年もしまい込んでいる洋服は、この先、陽の目は見ません。その日が来たら、努力した自分へのご褒美として素敵な一枚を新調したほうが嬉しく思いませんか。
ぬいぐるみや人形など「ごみとして捨てる」ことに抵抗がある場合、命が宿っていると思うものを供養してくれる神社もありますので、調べて託すことで手放すことができるのでないでしょうか。
あっという間にモノが増えてしまう原因にも目を向けてください。
・オープニング記念として中身が分からない「粗品」をついもらってしまうのは、中のモノが欲しいのではなく何が入っているのが知りたいだけではないですか。
・全身、流行に乗っている必要はありますか。ポイントで取り入れているほうが洗練された印象ですよ。
・福袋の中身はすべて定価でも欲しいと思うモノでしょうか。そうではないと分かっているのに買ってしまうのは、10万円の価値のモノを1万円で買ったという「お得感」を買っているのです。
凝り固まった頭をほぐして、巡りの良い思考と体を目指しましょう。
プロフィール
吉居しおり(整理収納アドバイザー・メディカルアロマセルフケア講師)
子どもがいても、犬がいてもスッキリ快適に過ごすためのアイデアを発信していきます。片付けがゴールにならない方法をご提案します。ブログは気まぐれ更新です。⇒こちら