やる気のない社員は70%、労働生産性はOECD加盟38カ国中27位(21年の23位から後退)という日本
2022年の日本における一人当たり労働生産性は、OECD加盟38か国のうち28位(2021年度の23位から後退)と1970年代以降で最も低い順位となりました。さらに、米国のギャラップ社が過去に実施した「エンゲージメント・サーベイ」の結果においては139カ国中132位と最下位レベルの結果が出ていると共に「やる気のない社員」は70%に達していることも発表されています。
また、今後一層進む労働力人口の減少が、企業の生産性に与えるインパクトの大きさを考えても、ツールや仕組みを活用しながら「社員がやる気をなくす瞬間」を特定し、それを改善することによって、組織エンゲージメントを高め、生産性向上につなげることが求められます。
本調査では、企業のそうした取り組みを“阻害する要因=社員がやる気をなくす瞬間”が「何であるのか」を今一度、明確にすることを目的に行いました。結果からは、年代に関係なく86%が【やる気を無くす瞬間にエンゲージメントを下げている】こと、3人に1人が【職場における社員同士の強い関係性は欠かせない】ことが判明しました。
生産性の向上にはモチベーションの向上、さらにはエンゲージメントの向上が重要だとすると、企業内で「なぜ・何がエンゲージメントを下げるのか、上げるのか」を調査し適切な対処、改善に取り組んで行くことが重要となります。1万人のキャリア・コーチさらには700以上の職場風土づくりに取り組んだ事例をまとめた書籍「社員がやる気をなくす瞬間 ~間違いだらけの職場づくり https://www.amazon.co.jp/dp/4776212536」も参考にして下さい。(2022年12月27日発売 アスコム社)
詳細は以下を参照下さい。
◆調査は 124人の社会人を対象に次の5つの質問を基に行いました。
Q1:あなたの年齢を教えて下さい
Q2:仕事を通じて「やる気を無くしたこと」がありますか?
Q3:最も「やる気を無くした瞬間」はどんな時でしたか?
Q4:「やる気を無くした瞬間」にエンゲージメントは下がりましたか?
Q5: 「やる気を無くした瞬間」を振り返ってみてどの様な制度や体制があればエンゲージメントは高まると考えますか?
◆調査結果については以下順次ご確認下さい。
Q1:あなたの年齢を教えて下さい
※単一回答
回答者の年代の内訳は、次の通りです。
・20代 1%
・30代 14.4%
・40代 36.5%
・50代 30.8%
・60代 17.3%
Q2:仕事を通じて「やる気を無くしたこと」がありますか?
※単一回答
Q3:最も「やる気を無くした瞬間」はどんな時でしたか?
※複数回答
Q4:「やる気を無くした瞬間」にエンゲージメントは下がりましたか?
※単一回答
Q5: 「やる気を無くした瞬間」を振り返ってみてどの様な制度や体制があればエンゲージメントは高まると考えますか?
※単一回答
Selected by COCOLOLO ライフ magazine 編集部