自身の不調と向き合って、自律神経やハーブに興味をもつように uka代表・ネイリスト 渡邉季穂さん Vol.3


現代はストレス社会と言われますが、適度なストレスはヒトの成長に欠かせません。では、ストレスに負けないためにはどうすればいいのでしょうか?「こころトーク」では、自身の不調と向き合い様々な分野で活躍する方や、こころに寄り添うお仕事をされている方に編集部がインタビューを行い、様々な角度から「こころ」にまつわるお話をうかがいます。

トータルビューティインダストリーとしてビューティにまつわる様々な事業を展開するukaの代表でネイリストの渡邉季穂さんのインタビュー第3回目です。今回は、ご本人がアロマやハーブに興味を持つきっかけとなった、自律神経の乱れから来た不調など、ご自身のこころとからだいついて語っていただきました。

 

過労とストレスから粘膜系の疾患で入院

編集部:渡邉さんは随分早い段階から、ハーブや自律神経にご興味を持たれて商品開発にも取り入れておられます。そもそもきっかけは何だったのですか?

渡邉:30-40代にかけて、とにかくがむしゃらにフル回転で仕事をしていたのですが、あるとき肘から下全体に湿疹が出たのです。今でも跡が残っています。
お客様の手をきれいにする仕事をしておきながら、2-3年症状がよくならず、当時は見た目と同時にひどい痒みに悩まされていました。

私の場合、体力があるのでつい無理が利いてしまうのですが、どうやら、ストレス過多になると皮膚や粘膜がやられてしまうようです。鼻も耳も全部ダメになってしまいます。7-8年前には耳が炎症を起こして腫れてしまい最終的には聞こえづらくなって、顔までパンパンに腫れてしまって、入院するに至りました。

 

不調をきかっけに自律神経とハーブに興味を持つように

編集部:その原因が自律神経の乱れだったのですか?

渡邉:直接そう診断されたわけではないのですが、当時、身体のメンテナンスのために通っていたマッサージの先生には、背中を触った瞬間に、「あ~、これは交感神経と副交感神経のバランスが悪すぎるね」と言われました。

ハーブに関しては、植物療法士の森田敦子さんと会った際に体調のことをお話すると、やはり「それって自律神経だから」と指摘され、ハーブの力で何か出来ないものかと思って試し始めたのがきっかけです。
今でも寝る前にハーブのチンキを水で薄めて飲んでいますし、植物療法の考えを取り入れたバームを商品化もしました。

 

 

ポジティブなことと同じだけネガティブなことを考える性格

編集部:当時を振り返って、ご自分でこころの状態はどんな風でしたか?ストレスの自覚はありましたか?

渡邉:ストレスはすごくあったと思います。
私は、人からサバサバしていると言われますが、いつも問題意識を持っていて、四六時中何かしら考えています。悩んでいることも多いです。ポジティブなことを考えたら、同じだけネガティブなことを考えているというタイプですね。

 

編集部:ポジティブとネガティブ同じだけ考えるって、すごくわかる気がします。

渡邉:加えて、私は20代で妹を病気で亡くしていて、「もっといろいろやりたかっただろうなぁ」といつも考えます。また、数年前に亡くなった母は、私が小さい頃から何か弱音を吐いていると、いつも「辞めたければ辞めればいいじゃない。でも、どうせやるんだったら楽しみなさい」と言う人でした。

 

 

人は結局、日々どこかに蓋をしてバランスを取りながら生きているのでは?

渡邉:そういう経験が根底にあるからでしょうか、基本的には「いただいたことは楽しもう」という思いがベースにあって、大変な時でもなんだか楽しくて無理が利いてしまう感じです。
その一方で、「こうやったら、こう思われるんじゃないか?」と、いつも考えてしまう性格なのですが、そうやって自分を振り返ることで心のバランスをとっている気がします。

このようにポジティブとネガティブの間を行ったり来たりして考える状態は昔も今もあまり変わりません。そもそも今の時代、常にこころのバランスが常に整っている人なんてあまりいないのではないでしょうか。みんな日々どこかに蓋をして、なんとかバランスを取りながら生きているのだと思います。

 

ご自身の性格やこころの状態をとても冷静に分析して語ってくださいました。ハーブや植物療法へのこだわりの原点が、渡邉さん自身のストレスや不調であることにもとても納得ができました。次回最終回は、渡邉さんのストレスマネジメントについてお話を伺います。どうぞお楽しみに。

 


渡邉 季穂(わたなべ きほ) KIHO WATANABE
uka代表 /ネイリスト

トータルビューティインダストリーとしてビューティにまつわる様々な事業を展開する「uka」代表。サロン経営、サロンワークや媒体での創作、後進の育成のためのセミナーや講師として活動し、ネイルケアならびに独自のネイル技術の普及に努める。ネイルを単に指先のお洒落という概念からではなく、一人ひとりの個性を活かし、その人のライフスタイルをも考慮した、ナチュラルかつシンプルなネイルスタイルの提案を行う。その技術・経験・センスには定評があり、各界著名人やビューティ関係者からの信頼も厚い。


編集:COCOLOLO ライフ magazine 編集部


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