職場では感謝ロス?!「同僚へのありがたみを感じる機会」は増加、一方、「感謝を伝える機会」は減少
11月23日(火)は勤労感謝の日。これに合わせ、「職場での感謝に関するアンケート調査」を実施しました。
■ 調査結果サマリー
調査結果1:コロナ禍で 「ありがたみを感じる機会」は増加
コロナ前と比べ、「同僚へのありがたみを感じる機会」が「増えた(37.8%)」と回答した人の割合は、「減った(20.1%)」と回答した人の割合を18ポイント上回る結果に。
調査結果2:一方で、「感謝を伝える機会」は減少
コロナ前と比べ、「感謝を伝える機会」が「増えた(18.9%)」と回答した人の割合は、「減った(45.7%)」と回答した人の割合を27ポイント下回る結果に。
調査結果3:感謝し合う職場ほど働きやすく、充実感も高い
「感謝を伝え合っている」職場で働く人ほど、「職場の働きやすさ」「仕事の充実度」のどちらも肯定的に回答している傾向が見られた。
まとめ:
コロナ禍では、「感謝の気持ちの増加」に反して「感謝の機会が減少」している、「感謝ロス」の状況となっていることが伺えた。11月23日(火)は勤労感謝の日。この機会に、職場で感謝の気持ちを伝え合ってみては?
■ 調査結果1:コロナ禍では、同僚へのありがたみを感じる機会が増加
コロナ禍では、コロナ前と比べ「同僚へのありがたみを感じる機会」が「増えた(37.8%)」と回答した人の割合は、「減った(20.1%)」と回答した人の割合を18ポイント上回る結果となりました。
同僚へのありがたみを感じる機会が「増えた」と感じる具体的な理由としては、「リモートワークをする中で、今まで頼っていたことを実感した」等、環境が変わることで初めてありがたみに気づいたというコメントや、「子どもが休校になってリモートせざるを得ない事が増えたが、職場の人たちの理解で乗り換える事ができた」といった、プライベートな事情に理解を示し、サポートしてもらったことへの感謝のコメントも見られました。
一方で、ありがたみを感じる機会が「減った」理由としては、「共に仕事をしたり、助けてもらうことが少なくなったから」といったコメントが見られ、仕事上の関わり方の変化から、ありがたみを感じづらくなっている様子も伺えました。
同僚へのありがたみが「増えた」人のコメント(一部抜粋)
- 「テレワークで一人で仕事をしていると同僚に助けを求めることができず、今までは意外に頼っていたんだと実感する。」(30代・女性)
- 「同僚がいることで、仕事への不満であったり、励まし合いができる存在であると改めて気付かされた。気軽に仕事を手伝ってくれたりするので、自分の精神面でもプレッシャーなどが減って、仕事へのモチベーションも減らずに済んでいたなと感じました。」(20代・男性)
- 「コロナ禍で小学校が休校になったりしてリモートせざるを得ない事が増えたが、職場の人たちの理解で乗り換える事ができた。」(40代・女性)
- 「コロナという大きな話題ができたことで、コロナ前はあまり話をすることがなかった同僚と話をするようになり、良いことも悪いこともコミュニケーションをとることができるようになり、ありがたみを感じる機会が増えました。」(50代・男性)
同僚へのありがたみが「減った」人のコメント(一部抜粋)
- 「仕事で助けてもらったりする機会が減ったからです。」(20代・女性)
- 「リモートワークでも仕事が回ることがわかり、同僚と共同で仕事をする回数が減ったので、ありがたみはあまり感じなくなりました。」(30代・男性)
- 「コロナ前より同僚とランチに行ったりなど、プライベートで交流する機会が無くなったので、そもそも関係性が希薄になったと感じているため。」(30代・女性)
- 「他愛もない小さなコミュニケーションがなくなっているため。直接会わないと相手の気持が少しわかりにくいからです。」(40代・男性)
■調査結果2:コロナ禍では、職場で感謝を伝える機会が減少
コロナ禍では、コロナ前と比べ「感謝を伝える機会」が「増えた(18.9%)」と回答した人の割合は、「減った(45.7%)」と回答した人の割合を27ポイント下回る結果となりました。
職場で感謝を伝える機会が「減った」と感じる具体的な理由としては、「リモートワークで話す機会が減った」「感染対策で話す機会が減った」等が挙げられており、顔を合わせて会話をすることができない状況が、感謝を伝える機会の減少に繋がっていることが伺えました。
一方で、「増えた」と感じる具体的な理由からは、「テキストベースのやりとりでは気持ちが伝わりづらいので、しっかり伝えようと思った」といった、テキストコミュニケーションの弱点を補おうとする動きや、反対に、「面と向かって感謝を伝えるのは照れ臭いが、メッセージを通してサラッと伝えられるようになった」といった、テキストコミュニケーションを活かして感謝を伝えられているコメントも見られました。
感謝を伝える機会が「減った」人のコメント(一部抜粋)
- 「今までは廊下ですれ違う際などに感謝を伝えていたが会う機会が減ったため。」(20代・女性)
- 「飛沫感染予防の為なるべく声は出さない、そしてマスク着用なので、コミニュケーションが減り感謝を伝えるのが難しく減ったと思います。」(40代・男性)
感謝を伝える機会が「増えた」人のコメント(一部抜粋)
- 「文字でのやり取りが増えた分、言葉でのやり取りより伝わりにくいところがあるので、感謝はちゃんと伝えるようにしているため。」(30代・女性)
- 「面と向かって感謝を言いづらいがメッセージなどではサラッと伝えられるようになった。」(40代・男性)
■ 調査結果3:感謝し合う職場ほど働きやすく、充実感も高い
「自分の職場では、日頃からお互いに感謝を伝え合っている」に対する回答結果(そう思わない〜そう思う)ごとに、「職場の働きやすさ」と「仕事の充実度」の平均値を比較すると、「感謝を伝え合っている」職場で働く人ほど、「職場の働きやすさ」「仕事の充実度」のどちらも肯定的に回答している傾向が見られました。
この結果より、職場での「感謝し合える雰囲気」が、働く人の心の安定や、仕事への前向きさに関連しているものと考えられます。
※1「職場での感謝に関するアンケート」調査概要
調査対象:クラウドワークス会員
調査集計期間:2021年11月10日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:400
■ まとめ
コロナ禍の職場では、「ありがたみを感じる機会の増加」に反して「感謝の機会が減少」している、「感謝ロス」の状況となっていることが伺えました。
感謝し合う職場は「働きやすさ」「仕事の充実感」も高いという結果も踏まえ、今後、リモートワーク環境下における「感謝を伝える機会」の創出が求められると考えられます。
11月23日(火)は勤労感謝の日。ぜひこの機会に、職場で感謝の気持ちを伝え合ってみてはいかがでしょうか。
■ 調査背景
Hakaliでは「誰もがウェルネスを感じられる社会をつくる」というビジョンを掲げ、心の健康を支えるメンタルウェルネス・アプリ「Awarefy」を提供しています。
その他、ビジョン実現に向けた取り組みの一環として、様々な切り口でのアンケート調査も行なっております。
今回は11月23日(火)の勤労感謝の日に合わせ、「感謝」が職場にもたらす効用、またコロナ禍での意識変化を調べるため、「職場での感謝に関するアンケート調査」を実施致しました。
今後も多様な切り口で、ウェルネスについての調査・考察を進めて参ります。
■ Awarefy とは
Awarefy は、「感情と行動の記録で、マインドフルな日々を増やす」をコンセプトにした、スマートフォンアプリです。App Store および Google Play ストア で公開中です。
- AppStore:https://apps.apple.com/jp/app/apple-store/id1513802951
- GooglePlay:https://play.google.com/store/apps/details?id=app.awarefy.awarefyapp
<Awarefyの具体的な機能の例>
・日々の感情やコンディションを記録し、自分の感情や状態を見える化
・自分にあったストレス対処法やセルフケアを見つけられる
・毎週届く週間レポートを元に、自分でも知らなかった思考や感情の傾向に気づく
・マインドフルネスインストラクターや公認心理師が執筆・監修したオーディオガイド
・「人生で大切にしたいこと」の発見と、それに沿った日々の行動をサポート
・「自分自身と良好な関係を築けているか」を測る、セルフ・リレーションシップ測定機能
■ 株式会社Hakaliについて
Hakali は、「心の健康を支えるデジタル・メンタル・プラットフォームを実現する」をミッションに、Awarefyの企画・開発・運営を行っています。今後、Awarefy を通じてユーザーに価値を提供するべく、アプリの機能拡充にとどまらず、さまざまな事業展開を行ってまいります。
■ 本件に対するお問い合わせ先
株式会社Hakali 田中
Email:support@awarefy.app
URL:https://www.awarefy.app
企業URL :https://hakali.co.jp