口内環境を整えるといいことは?免疫力に影響を与える口内環境を整える必要があると考える人は2割どまり

・歯科での定期検診受診率が最も低いのは40代男性
・新型コロナウイルスで免疫力に対する意識は高まるが、“口内環境を整える必要があると考える人”は2割にとどまる

 日本カバヤ・オハヨーホールディングスグループにおいて、ヘルスケア領域を展開している

オハヨーバイオテクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:野津 基弘)は、歯と口の健康週間(6月4日~10日)にあわせ、歯と口の健康意識についての調査を実施しました。

調査では、歯と口の健康のために、自宅での日常的なケアとして「歯ブラシでの歯磨き」は約97%の人が実施しており習慣化していることが判明する一方、「歯間ケア」や「マウスウォッシュなどを使用したうがい」の実施率はそれぞれ50%以下という結果となりました。
また現在は、むし歯や歯周病の予防と早期発見・治療のために定期的に歯科検診を受けることが大切とされていますが、歯科医院での定期検診については半数以上が受診しておらず、特に40代の男性では受診していない人が約63%と、最も受診率が低い結果となりました。

 図1:歯と口の健康のために自宅で日常的にしていることは?

図2:歯科医院での検診を定期的に受けていますか?

 

 

また、昨今の社会情勢下での免疫力に関する意識についても調査したところ、「免疫力向上を意識して生活・行動している」は約66%にのぼり、新型コロナウイルス流行前と比較すると約14ポイント上昇していることがわかりました。

図3:免疫力を意識して生活・行動していますか?

今回の調査で、「免疫力向上のために腸内環境を整える必要がある」と考える人は約40%いましたが、「口内環境を整える必要がある」と考える人は約21%にとどまりました。近年の研究で口内環境が腸内環境と密接な関係にあり、全身の免疫力にも影響を与えることがわかってきています。
ぜひ、この度の「歯と口の健康週間」では、“歯と口の健康”のために重要な 1.歯科医院での定期検診を受けるプロケア、2.歯ブラシ・フロスなどでのブラッシング、3.普段の食事などで良質な善玉菌を取り入れること(バクテリアセラピー)からセルフケアを見直してみてはいかがでしょうか。

~歯と口の健康のために、必要なことについて、歯科医師 若林 健史先生に伺いました~

日本歯周病学会理事・専門医・指導医、日本大学客員教授
オーラルケアクリニック恵比寿 若林歯科医院 院長
若林 健史(わかばやし けんじ)先生
歯科医師。歯学博士。日本歯周病学会理事。歯周病専門医であり指導医でもある。東京都渋谷区恵比寿南にある若林歯科医院院長。歯周病と全身疾患の関係として日本臨床歯周病学会から提唱されている「ペリオドンタルシンドローム」の発起人でもある。

「毎日の歯磨きと定期的に歯科医で口腔内クリーニングを行うこと、それに加えて口内環境を整える良質な善玉菌(ロイテリ菌など)の摂取などをすることにより予防効果が高まると考えられます。口は腸よりも外界に近く、外界から熱い冷たい、硬い軟らかいものが入ってくることに加えて、咀嚼という強い力がかかるため、善玉菌にとっても悪玉菌にとっても過酷な環境であり、ケアも難しい部位ということができます。しかし総合的に口内環境を整えることにより、口腔内の細菌叢(口内フローラ)が変化し、より確実にむし歯や歯周病になりにくくなります。さらに腸内細菌のバランスもよくなり、免疫力の向上も期待できます。」

調査概要について
調査対象:30代以上の男女300名
調査期間:2020年5月26日~5月27日
調査方法:インターネット調査

 オハヨーバイオテクノロジーズ株式会社 会社情報 
日本カバヤ・オハヨーホールディングスグループとして、2017年4月に設立。日本人の健康寿命を延ばし、豊かな人生を実現するため「医と食のバランスを変える」という10年ビジョンを掲げ、
グループの新規事業をリードしてまいります。

 


掲載元:PR TIMES

Selected by COCOLOLO ライフ magazine 編集部