子どもたちは車の中で普段できない話がしたい?!「学校であった嫌なこと」「成績」「好きな子のこと」…

本田技研工業株式会社は、ミニバン型乗用車「STEP WGN(ステップワゴン)」をはじめとする車を提供する中で、家族がドライブや車の中で一緒にいる時間を楽しめることを目指しています。
今回、車の中での家族のコミュニケーション状況を明らかにするために、2人以上のお子さんがおり、一番上のお子さんの年齢が3~9歳である30代の男女とその子どもを対象として、意識調査を実施いたしました。

  • 1.子どもの98%「ドライブ中に親と会話をしたい!」 話したいことは、「学校であった嫌なこと」「学校の成績」「好きな子の話」など普段は話しにくいこと!

子どもたちにドライブや車の中での家族での会話をどう思っているのかを聞いてみました。
まず、家で話すより車の中の方が話しやすい話題を聞いたところ、38.1%の子どもが「学校(幼稚園や保育園)であった嫌なことのお話」について話しやすいと回答。車の中という空間の方が、普段は自分からは話しづらい嫌なことも口にしやすいことが見て取れました。
そのほか、「学校の成績についてのお話」については16.8%、「好きな男の子/女の子のお話」については15.0%の子どもが車の中の方が話しやすいと回答しました。

 また、子どもたちに、家族みんなと車でおでかけすることについて聞いたところ、98.4%の子どもが車での家族のおでかけが好きと回答しました(「とても好き」69.7%、「まぁまぁ好き」28.7%)。
更に、ドライブしている時にお父さん・お母さんとお話したいかと質問したところ、ほとんどの子ども(98.0%)は、車の中で両親と会話したいという回答となりました(「とてもお話したい」57.4%、「すこしお話したい」40.6%)。

■車の中で親とした話の中で、楽しかったことは?
子どもたちは、車の中で何気ない親子の会話が楽しいと思っているようです。
・「発表会が楽しみで練習を頑張っているお話」
・「車から見えた地下鉄の車庫の話」
・「幼稚園で作った工作の話」
・「お父さんお母さんが子供の頃にあった面白い話。お母さんが雪に足が入って取れなくて泣いて風邪ひいた話

  • 2.車の中は会話が弾む適度な距離感。親の75.8%
    「車の中は、他の場所に比べて家族で会話しやすい」

家族仲について聞いたところ、92.1%の親が「家族仲が良い」と回答しています。そんな令和ファミリーのコミュニケーションの状況の中で、特に、車の中におけるコミュニケーションについて尋ねました。
車の中での家族の会話は、その他の場所(スペース)での会話に比べて会話しやすいと感じるかという問いに対して、75.8%「会話しやすい」(「とても感じる」19.1%、「やや感じる」56.7%)と回答しました。
また、車の中での会話としては、その他の場所(スペース)と比べて、「普段言いにくいことが言いやすくなる」と感じるとの回答が50.4%(「とても感じる」13.7%、「やや感じる」36.8%)になり、心のバリアが車の中だと下がると言えそうです。
家族で過ごすスペースというと家の中が思い出されますが、会話するスペースとしては車の中も重要であり、場合によっては、ちょっとした家族でのショッピングや習い事の送迎時の会話も家族のコミュニケーションに最適な場となるのではないでしょうか。

 

 

なお、車の中でよく話すトピックスは何か聞いたところ、10分程度の会話では「幼稚園や保育園、学校であったことの話」が61.4%で最多に。一方、一時間以上車の中にいる際は、「お子さんの好きなものやことの話」が37.7%で最多という結果になりました。

 

  • 3.親は「会話が増えた方が明るい子どもに育つ(50.4%)」と思っていても、家事や仕事で時間が取れず、「平日の親子の会話2時間未満」が半数以上

 子どもの成長において、「家族での会話が増えた方が、明るい子どもに育つ」と思っている人は、半数以上の50.4%いることが分かりました。
しかし、現実は十分に親子での会話の時間は取れていない状況だと言えそうです。
平日1日の親子で会話する時間を聞いたところ、「1時間未満」19.1%、「1時間~2時間」29.6%、「2時間~3時間」22.6%と続き、半数近くのファミリーが平日の親子の会話が2時間未満と回答したことになります。
会話する時間が十分に持てない理由としては、「残業が多く、早い時間に帰宅できないから」「仕事で疲れて帰ってくると家事に集中してしまい、子どもの話を上手く聞いてあげられない」「下の子が小さく、そちらに手を取られてしまう」といった意見があがり、共働き夫婦が増える中で、平日は子どもと会話する時間が取れていないことがわかります。なお、父親と母親と比べた場合、44.8%が「母親の方が子どもと会話が多いと思う」と回答しました。

 家にいるときは、子どもたちはテレビやスマートフォンを見たり、親は家事などで忙しく動き回っていたり、実はなかなかじっくりと会話できないこともあるかもしれません。
家族が一緒に入れる車の中は子どもとの会話を楽しめるファミリースペースと言えそうです。

  • 親子の会話がもっと楽しくなる3つのポイント
    年間100本を超える講演や親子コンサートで人気の「まあせんせい」に伺いました。

車内は気が散ることもなく、会話に集中できる空間です。移動手段としてだけではなく、親子の会話を楽しむために車に乗るという意識を持つことで会話が弾むのではないでしょうか。
家に帰ると家事などに追われゆっくりと子どもと会話をする時間がない!という話をよく聞きます。そんな時「送り迎えの車内での親子の会話を大切にしてみたら。」とアドバイスしています。
保育園でもドールハウスなど昔で言う秘密基地のような空間が人気で、狭い空間で安心する子どもも多いのです。またクラスで子ども達と毎日の集会をする時なども部屋を区切り、狭い空間をあえて選んで話をする事で伝わりやすい、聴きやすい、(会話を)引き出しやすい。と言われています。

①   車の中だからこそ、会話が弾む工夫とは?
窓から見える景色の変化とともに、のんびりと親子で「四季」を楽しもう!
車の中ならば、親子が同じ景色を見ながら、変わりゆく「四季」の話をしたり、のんびりと会話を楽しめます。

②   車の中だからこそ、短時間で子どもから会話を引き出す工夫は?
「毎日、同じ質問する!」ことで反応の違いや気持ちの変化を受け止めやすくなります。
例えば「今日は何して遊んだの?」と毎日尋ねます。「お友達と遊んだ」「砂場が楽しかった!」などの答えが返ってくるでしょう。このように、同じ質問を繰り返していると応え(方)がいつもと違うなと感じることがあります。そのような時は、お友達とケンカしたなど、ちょっとしたトラブルがあった日だったりします。毎日のように同じ質問を繰り返していると、子どもの日々の変化が分かりやすく、気持ちを受け止めやすくなります。

③   子どもたちはパパ・ママとの会話が大好きです。車の中でたくさん話しましょう!
日常的な親子の会話によって、子どもの『伝えるチカラ』を育てます。
保育園によっては、3歳児になると園からの連絡帳を使用せず、子どもたちが毎日あったことを親に伝えてもらい、親子のコミュニケーションの日常化を期待しています。車中は、子どもは動き回ることなく、親も家事などで中断されることなく、さまざまな会話を楽しめるチャンスであり、普段できない会話を意識的に楽しんでみるのも良いでしょう。

まあせんせい(菊地 政隆:きくち まさたか)
学校法人菊地学園 理事長

淑徳大学社会学部保育士課程、 聖徳大学大学院児童学研究科修士課程を経て、
淑徳大学大学院総合福祉研究科博士後期課程単位取得満期退学。

複数の保育園にて保育士を 9 年、園長を 10 年勤め退任。平成 29 年 4 月より現職。
保育養成学校の客員准教授などを兼任し、全国の 保育士会・幼稚園協会の研修会講師として年間 100 本を超える講演や親子コンサートで活躍する。
まあせんせいの愛称で親しまれ、TBS「情熱大陸」など多数のメディアに出演。現在は静岡第一テレビ「げんきっず!!」で歌のおにいさんとして 10 年間レギュラー出演している。

【調査概要】
■調査名 :「家族におけるコミュニケーションについて」
■調査対象:30代既婚男女446名(男性222名/女性224名)
<条件>・家族で車を所有しており、少なくとも週末は車を利用している
・2人以上のお子さんがおり、1番上のお子さんの年齢が3~9歳であること
■対象地域:全国
※グラフのパーセンテージは四捨五入されているため合計値が100にならないものもございます。

 


掲載元:PR TIMES

Selected by COCOLOLO ライフ magazine 編集部