ときめきの構成要素は、幸福、動揺、強気、平穏、不満の5つ。化粧をするときは強気が高め?

日本メナード化粧品株式会社(名古屋市中区丸の内 3-18-15、代表取締役社長:野々川純一)は、学校法人日本福祉大学 健康科学研究所(半田市 健康科学部教授:久世淳子)と共同で、女性の「ときめき」の感情構造を分析したところ、「ときめき」は「幸福」、「動揺」、「強気」、「平穏」、「不満」の5つの感情から構成されていることを突き止めました。また、その5つの感情をもとに、ときめく気持ちを数値化できる心理尺度を作成し、化粧品に対してときめいた際の特徴的な感情について数値化しました。

1.「ときめき」を捉える心理尺度の作成 女性にとって生活に刺激をもたらす「ときめき」は、気分が高揚し、胸が高鳴るなどの複数の感情が複雑に絡み合った心理状態であると考えられます。これまで一言で「ときめき」と言っても、その複雑な感情を明確に表すことは困難でした。

そこで、女性を対象に「ときめき」を感じた際の感情変化を調査し、「ときめき」を構成する感情について詳細に分析したところ、「幸福」、「動揺」、「強気」、「平穏」、「不満」の5つで構成されることがわかりました。これらの感情をもとに、ときめく気持ちを数値化する心理尺度(女性の「ときめき」尺度)を作成しました。また、この尺度を用いて、化粧品に対する「ときめき」について数値化したところ、化粧品にときめくと「幸福」、「強気」、「動揺」のスコアが増加し、「平穏」スコアが減少することが分かりました。

 

化粧品に対する「ときめき」前後の感情変化

【参考資料】

https://prtimes.jp/a/?f=d48666-20190924-6828.pdf

2.異性に対する「ときめき」と化粧品に対する「ときめき」の違いは?

さらに、化粧品(憧れのスキンケア製品)に対する「ときめき」と異性(身近にいる好きな異性)に対する「ときめき」を比較すると、「幸福」の感情はどちらも強い一方で、好きな異性に対しては「動揺」が強いのに対し、憧れのスキンケア製品に対しては「強気」の感情が強いことが明らかになりました。この結果から、同じ「ときめき」という言葉で表される状況であっても、ときめく対象によって気持ちが異なることがわかりました。

 

異性に対する「ときめき」と化粧品に対する「ときめき」の違い

今回開発した女性の「ときめき」尺度を用いることで、さまざまな対象による「ときめき」の心理状態を数値化し、比較することが可能となりました。今後も多くの女性をときめかせる商品開発や美容提案に応用するため、「ときめき」の研究を続けてまいります。なお、本研究の成果については、2019年9月28日~29日に東京で開催される「日本健康心理学会第32回大会」にて発表いたします。

 


掲載元:PR TIMES

Selected by COCOLOLO ライフ magazine 編集部