大学生の53%がキャラを使い分け!?処世術は「相手に合わせて話す量や内容を変える」

公益社団法人 東京広告協会では、このたび、首都圏の大学生1000名を対象とした「大学生の【人間関係とキャラクターに関する調査】」の結果をまとめました。この調査は、東京広告協会が主催する「大学生意識調査プロジェクト FUTURE2018」が実施したもので、調査の企画・実施・分析など一連の作業をすべて大学生自らが行っています。

調査結果では、大学生の人づきあいを探ると、「キャラクター」を集団によって意識的に使い分けていることがわかりました。ただし、それは取り繕った仮面のような“偽りの自分”ではなく、相手との関係性によって自然と使い分けている 性格も含んだ“自分の一部”と認識しているようです。

 

 

 

① 集団に溶け込むために、“気配り・気遣い・空気読み”を大事にする大学生
~大学生の81.1%が、「自分は気を遣う方だと思う」と回答(図表A)~
~大学生の『自分オリジナルの処世術』TOP3は、1位: 「相手に合わせて話す量や内容を変える (167人)」、2位:「 相手の目を見て話を聞く (165人)」、3位:「 気持ちを察したり、意見を否定せず相手に安心感を与える (157人)」(図表B)~
~大学生にとって、円滑な人間関係に必要だと思う力のTOP3は、1位: 「細かなことに気配りできる力 (61.7%)」、2位:「 相手の話を傾聴する力 (60.9%)」、3位:「 空気を読む力 (60.5%)」(図表C)~

② 使い分けで、人間関係を充実させる“キャラ充”な大学生
~大学生の53.0%が、「“キャラクター”を使い分けている」と回答(図表D)~
~キャラクターを使い分けないと認識している大学生も、 「グループによって、話し方やメール等の使い方を変える」など、平均2つほど使い分ける行動を実践(図表E)~
~大学生の87.8%が、「世の中で“キャラクター”を使い分ける人が増えたと思う」と回答(図表F)~
~大学生の93.2%が、「自身の“キャラクター”作りを成功していると思う」と回答(図表G)~
~大学生の48.9%が、キャラクターを使い分ける目的を「自身の立ち位置を作るため」と回答(図表H)~

③ 大学生にとって、 「キャラ」は“仮面”ではなく、らしさを伝える“自分”の一部
~大学生の76.0%が、「“キャラクター”を使い分けることは自然なことだと思う」と回答(図表I)~
~大学生の57.2%が、「“キャラクター”は性格の一部だと思う」と回答(図表J)~
~キャラクターを使い分ける大学生の61.7%が、「自分らしい“キャラクター”が多いと思う」と回答(図表K)~
 

本レポートでは、さらに
人づきあいは、デジタル<リアル ~SNS時代だからこそ、直接的なやりとりを重視する大学生~
大事なのは、「気配り・気遣い・空気読み」 ~リアル重視だからこそ、コミュニティから浮くことを恐れる大学生~
大学生の人づきあいは、“キャラ充” ~キャラクターを使い分けて、人間関係を充実させる大学生~
「キャラ」は自分、「キャラ」じゃないのも自分 ~キャラクターで、相手に自分らしさを伝える大学生~
見つめるキャラ 見据えるミライ ~狭く・深く・自分らしく を大切にしていきたい大学生~
といった視点による詳細な示唆を得ています。

今回ご紹介したデータ/トピックスは、調査結果の一部です。ご興味をもたれた方は、是非本レポートをご参照いただければと存じます。

【調査主体】
大学生意識調査プロジェクト(FUTURE 2018)
●このプロジェクトは首都圏の大学でマーケティングを学んでいる大学生によって結成され、1995年より続いているものです。(※FUTUREとは、Five Universities in Tokyo, Uni-REsearchの略です)
●本調査の企画・実施・分析など一連の作業は、すべて大学生自らが行いました。

【協賛・企画協力】
公益社団法人 東京広告協会
東京広告協会は上記プロジェクトからの要請を受け、調査実施にあたっての費用協賛や企画・技術指導などを全面的に支援しています。

【調査目的】
昨今、“キャラ”という言葉を耳にすることが増えてきました。その使われ方は“いじられキャラ”“真面目キャラ”というように、本来の意味である「性格」よりも、所属する集団の中での「役割」に近いようです。しかも、SNSの普及などで人間関係が複雑になるなか、若者を中心に複数の“キャラ”を使い分けたり、本来の自分とは違う“キャラ”を演じざるを得ない人もいるようです。本調査は、そんな環境に身を置く大学生の人づきあいと、そこに欠かせない「キャラクター」に関する意識と実態を探ることを目的としています。

【調査期間】
2018年7月9日~7月30日

【調査方法】
アンケート自記入法

【調査対象者】
首都圏の大学に在籍する大学生1~4年の男女

【調査対象大学】
青山学院大学、駒澤大学、

上智大学、専修大学、千葉商科大学

【サンプル数】
集計数 1,000票

 


掲載元:PR TIMES

Selected by COCOLOLO ライフ magazine 編集部