忙しい人こそ運動を!創造性と集中力を高める最強の戦略的投資

創造性を引き出す30分の有酸素運動
「普段、忙しくて運動なんて、とても・・・」というビジネスパーソンの方、とても多いのではないでしょうか?確かに定期的にまとまった時間を確保して運動をするのは、人によってはとてもハードルが高いかもしれません。
しかし、運動は心身の健康はもちろん、創造性や集中力も高めてくれるとしたら、どうでしょうか?
米ロードアイランドカレッジのデビッド・ブランシェット博士らは、大学生60人を対象に、有酸素運動と創造性の関係を精密に調査しました。
この研究では、参加者はジョギングやエアロビクス、ダンスなど自分の好みの有酸素運動を30分間実施しました。心拍数は平均で140BPM前後に調整され、軽く息が弾む程度の運動強度に統一されました。
その後、創造性を測定するテスト(トーランス・テスト(TTCT))を運動前、運動直後、そして運動2時間後の3回実施しました。このテストでは、与えられた図をもとに多様なアイデアを描き出す課題を通じて、創造性の3指標である「流暢性(アイデアの数)」「柔軟性(アイデアの幅)」「独自性(ユニークさ)」をスコア化します。
結果は明快でした。運動直後と2時間後の創造性のスコアは、運動前と比べて統計的に有意に高まりました。特に「柔軟性」と「独自性」が顕著に伸び、単なる気分のリフレッシュ以上に「思考の質」が改善されることが明らかになったのです。
さらに2時間後でも効果が持続していた点は注目に値します。これは、仕事の合間に短時間の運動を取り入れることで、その後の打ち合わせや企画立案において創造性を引き出せる可能性を示唆しています。
つまり「創造的な発想を生む脳のコンディション」は運動によって整えられるのです。もはや運動は健康維持のためだけではなく、ビジネスの成果を左右する「戦略的ツール」だと言えるでしょう。

脳を覚醒させる20分の投資
創造性だけでなく、集中力や学習効率にも運動が効くことが示されています。米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のチャールズ・ヒルマン博士らは、小学生20人を対象に、20分間の有酸素運動と認知機能の関係を調べました。運動は最大心拍数の約60%に設定され、トレッドミルで軽く汗をかく程度のウォーキングを実施しました。運動後、子どもたちは読解・スペリング・算数を含む学力テストや注意力課題に取り組みました。
その結果・・・
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【執筆者プロフィール】

板生 研一
WINフロンティア株式会社創業者&CEO / MBA&PhD(医学)/ SONY出身 / 東京成徳大学経営学部特任教授 / メンタル・マネジメント、クリエイティビティ・マネジメント、アントレプレナーシップの研究と実践 / 信頼できるエビデンス(海外学術研究等)に基づき発信 / noteで『起業家兼研究者が考える メンタル・マネジメント法』を連載中









