【経営者編】CEOの「ユーモア」は、経営とメンタルを整える戦略資源

CEOに求められるのは、数字だけではありません。意思決定力、創造性、リーダーシップ——それらすべての土台にあるのは、メンタルの安定と柔軟性です。そのメンタルを支える、シンプルで強力な手段が「ユーモア」です。今回は、経営者やビジネスリーダー、起業家にこそ必要なユーモアの効用について、科学的な視点と実践的なヒントを交えて書きます。
ユーモアは「経営」と「健康」に効く
笑いは単なるストレス発散ではありません。
山形大学医学部の研究によると、週1回以上声を出して笑う人は、そうでない人に比べて死亡リスクが約半分になるという結果が出ています。笑いによって副交感神経が優位になり、免疫系が活性化されることが分かっており、これは自律神経のバランスを整える行為でもあります。
CEOのように高いストレス環境にある立場では、この「副交感神経優位」の状態が心身の安定を維持する鍵となるのです。
さらに、日常的に笑う人ほど抑うつ傾向が低く、ストレス耐性も高いというデータもあります。つまり、笑いは「メンタルのクッション」として働くわけです。こうした状態でこそ、リーダーは状況に流されず、自分の判断軸を保つことができます。
加えて、アメリカの研究では、コメディ動画を観た後に、創造性(クリエイティビティ)が高まることが示されています。ポジティブな感情によって、脳の認知的柔軟性が高まり、思考が広がる——これはまさに創造性そのものですね。
創造的な意思決定が求められる経営者にとって、笑いは戦略思考の土壌を耕す「戦略ツール」とも言えるでしょう。

ユーモアは「伝える力」を高める
リーダーとして、どれだけ優れた考えを持っていても、それを「伝える力」が弱ければチームのメンバーには響きません。そして、この「伝える力」にユーモアは大きな影響を与えます。
ペンシルバニア大学の研究によると・・・
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【執筆者プロフィール】

板生 研一
WINフロンティア株式会社創業者&CEO / MBA&PhD(医学)/ SONY出身 / 東京成徳大学経営学部特任教授 / メンタル・マネジメント、クリエイティビティ・マネジメント、アントレプレナーシップの研究と実践 / 信頼できるエビデンス(海外学術研究等)に基づき発信 / noteで『起業家兼研究者が考える メンタル・マネジメント法』を連載中











