マインドフルネスと慈悲の心(後編)

慈悲の瞑想のバリエーション

前編では、ショートバージョンを紹介しました。
(本来は、私に「悟り」の光が訪れますようにという言葉が入りますが、ピンとこない方もいらっしゃると思ったので省略しました。)

さらにやってみたい方のために慈悲の瞑想のロングバージョンも紹介いたします。
上記の内容の後に付け加えてください。

 

慈悲の瞑想のロングバージョン

私の嫌いな人々も幸せでありますように
私の嫌いな人々の悩み苦しみがなくなりますように
私の嫌いな人々の願いごとが叶えられますように
私の嫌いな人々にも悟りの光が現れますように

私を嫌っている人々も幸せでありますように
私を嫌っている人々の悩み苦しみがなくなりますように
私を嫌っている人々の願いごとが叶えられますように
私を嫌っている人々にも悟りの光が現れますように

そして最後にもう一度、
生きとし生けるものが幸せでありますように(3回)

(引用元 日本テーラワーダ仏教協会
http://www.j-theravada.net/3-jihi.html

と唱えます。

人によっては不快感を感じる方もいるかもしれませんので、
こちらは興味がある方だけやってみてください。

 

マインドフルネスは、自分に対する思いやりを育む

 

慈悲の瞑想はいかがだったでしょうか?

これまで紹介してきたマインドフルネスとはすこし雰囲気が異なる瞑想のように感じたかもしれません。

でも本質的には同じところを目指しています。
それは自分に対する思いやりを育む点で同じです。

マインドフルネスの実践では、感じたもの、気づいたことに対して、いい、悪い、と評価や判断をしない、ジャッジせずに受容的に接する在り方を訓練しています。

マインドフルネス瞑想では、頭(マインド)というフィルターを通さず、すべての裁判を一時的にお休みさせていきます。

自分が感じていることに対して、評価や判断をしないようにします。
自分の内側の感覚に対して、思いやり深く、受容的に接する練習であるといえます。

慈悲の瞑想も、自分に対する思いやりを深め、そこから世界に祈りを広げていきます。

以上、自分の中の思いやりの心を高め、より平和で、穏やかな心の状態に調える方法として「慈悲の瞑想」をお伝えしました。

この瞑想法は、持続力はそこまでないのですが、即効性があります。
いつでもできますので、ぜひ日常生活のスキマ時間、通勤時間の電車の中や、仕事の打ち合わせの前につかってみてください。

そして慣れてきたら嫌いな人、自分を嫌っている人に対してもやってみてください。
こちらは自分の中のイライラを緩めたいとき、相手を許して楽になりたいときにつかえます。

本日も、あなたが幸せでありますように。
そんな祈りを込めて書かせて頂きました。

googleやゴールドマン・サックスなどの一流企業が続々導入し、アメリカでは一般市民レベルで大きな飛躍を見せている「マインドフルネス」。
一過性のブームではなく、現代人老若男女問わず必要とされるものとして認知されています。
科学的にもその効果が証明されており、ますます今後広がっていくと考えられます。
ヨガプラスはマインドフルムーブメントにフォーカスしたクラスを行うヨガ専門スタジオです。

ヨガプラス HP:yoga-plus.jp

 

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