呼吸法〜昼休み編〜(後編)

「丹田呼吸法」このとき体では何が起こってる?

息を深く長く吐き出すことで横隔膜は上に引き伸ばされ、ストレッチ状態になります。
この時副交感神経が活性化し、脳幹を経由して他の内臓を支配している副交感神経が活性化することで、内臓の消化活動を促進します。

心臓から排出される血液は1分あたり5000ml、そのうち20〜25%が内臓に流れていくので、消化や栄養の吸収に血液の循環は欠かせません。

また、深く息を吐くことは腹圧を上げる事になります。
この時内臓の血液は圧力を受けて心臓に戻っていきますので、血液の循環がよくなります。
そして、呼吸により腹圧を上げ下げするので、腸の蠕動運動も促進されます。

さらに、深い呼吸を行っているのでガス交換も積極的に行われますので、ミトコンドリアが働きやすい状態を作ることになります。

休むというと受動的に回復を待つというイメージをもちますが、丹田呼吸を行うことは積極的に休息をとるということが言えると思います。

 

効果的に昼休みを過ごすためのワンポイント

可能であれば仰向けに寝た姿勢で行うことが望ましいでしょう。
立っている姿勢では、血液が重力によって足に溜まりやすくなっています。
その量は300〜500mlとも言われています。
これは平均的な体格で全血液の約10%にあたります。
効率よく血液を循環させることを考えると、寝た姿勢が良いといえます。

積極的な休息をとって気持ちのいい午後をお過ごし下さい。

<ライター>

神保洋平(じんぼようへい)

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1980年生まれ 山形市出身。H15~21 栃木県大田原市で回復期から生活期を支えるクリニックに勤務。 リハビリテーション部 主任を経て、 H19.2 認知運動療法士取得(マスターコース修了)。

H21~現在は、神奈川県の作業療法士養成校 作業療法学科にて専任教員を務めています。また、H27.3首都大学東京大学院 人間健康科学研究科 博士前期課程修了。現在 同大学院 人間健康科学研究科 博士後期課程 在学中。

趣味は楽器演奏(ギター、ドラム、ベース)、写真撮影、ドライブ、サイクリング。また、現在没頭していることは、質的研究(意味、価値観、同一性、自己論、ナラティブ、現象学)読書しながらの筋トレ。

好きな言葉は「真実の追求は、誰かが以前に信じていた全ての”真実”の疑いから始まる」(Byフリードリヒ.W.ニーチェ)。信念は「為せば成る」。
好きな音楽はWong Wing Tsan「夏の風車」。実は、以前某ワークショップで彼とご一緒させていただき、無理を承知でリクエストしたら快くOKを頂き、おまけにワーク中の演出としてサプライズ演奏!大感激でした。非常に思い出深い1曲です。とても奇策な方で、活躍されているにも関わらずとても謙虚、それでいて肩肘張らない柔らかい雰囲気が大好きです。

学会発表、講師活動、論文発表等多数。

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