ぼっちストレスのストレスオフ・ヒント【ストレスオフ・アクション2020 梅雨ストレス】

日常にストレスオフを取り入れて、梅雨ストレスをのりきろう! ストレスオフ・トレーナーの小山圭介さんに、タイプ別メソッドをおしえてもらうこの企画。最後は、「ぼっちストレス」です。ステイホームから梅雨になだれ込み、リモートワークやリモート授業が続くことで感じる孤独感……一人でもできる「ぼっちストレス」緩和のカギは、オフラボでもおなじみのあのホルモンでした。

■ 要注意!孤独感や寂しさが続くと心の病におちいる危険も

外に出てはいけない、友だちにも、離れて暮らす家族にすら会ってはいけない。かつてない状況が2か月にも及んだ今年、どんなに付き合いが少ない人でも、「人は関わり合って生きているんだなあ」としみじみ実感したのでは? 緊急事態宣言が明けてもこれまでの日常はほど遠く、まだなんとなく気持ちも行動も切り替えられない人も多いでしょう。そんな中で忍び寄ってくるのが「ぼっちストレス」。通称“愛情ホルモン”のオキシトシンの減少によってネガティブな気持ちが生まれていると考えられます。

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■“愛情ホルモン”オキシトシン不足がストレス状態を生む

近年、テレビや雑誌などでも話題となっているオキシトシンは、視床下部を鎮静化し、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌を抑制。癒やしもたらすホルモンとして知られています。親しい人とのスキンシップなどで分泌がうながされることから、孤独を感じている人はオキシトシンの減少がストレス状態につながっている可能性が。電話をする、オンライン飲み会に参加するなど、おうちに居ながらにしてできるコミュニケーション法の活用はもちろんですが、まったく一人でも、オキシトシンの分泌量を増やすことは可能です!

■ 本当の旅行はできなくても。思い出ジャーニーで幸せな気持ちに

実はオキシトシンは、リアルな触れ合いがなくても、大切な誰かを思う気持ちだけでも分泌がうながされることがわかっています。そこでおすすめなのが、「思い出ジャーニー」です。
家族で行った温泉、親友と行った海外旅行、子どもの小さかった頃の写真や結婚式のビデオを見返してみるなど。デジカメのメモリに入れっぱなしだった写真、スマホの写真の整理もかねて、楽しかった時間をたどるのです。「一緒に食べた××、おいしかったな」「あの時はこんな話をしたなあ」など、思いをめぐらせることを想像するだけで、ちょっとほっこりしませんか? ステイホームで断捨離が流行中ですが、ストレスをも緩和させるステキな思い出だけは、どうぞ大切に。

取材・執筆:ストレスオフラボ 監修:小山圭介

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「ストレスオフ・アクション2020」とは?
「はかる」で毎日を快適に! 「ストレスオフ・アクション2020」は、スマホアプリによる自律神経測定を習慣化し、気軽に楽しくストレスオフに役立てようという一般社団法人ストレスオフ・アライアンスとWINフロンティア株式会社によるソーシャルキャンペーンです。
オフラボは、全国14万人の男女を対象に行っている「ココロの体力測定」調査のエビデンスや有識者取材に基づいたコンテンツの提供などで、「ストレスオフ・アクション2020」を応援しています。

 

執筆・監修:ストレスオフラボ