「ときめき」の解明へ。ときめくと脳の左前頭前野が活性、脳波(α波、β波)の割合が変化することを確認

日本メナード化粧品株式会社(名古屋市中区丸の内3-18-15、代表取締役社長:野々川 純一)は、女性が化粧品に対して「ときめき」を感じた際に生じる特徴的な脳の反応を明らかにしました。この結果から、脳の活動状態から「ときめき」の程度を推測することが可能となりました。今後は本研究を活かし、女性をときめかせる商品開発や美容提案に応用してまいります。なお、今回の研究成果は10月21日~30日に開催された化粧品技術者の国際学術大会「The 31st IFSCC Congress 2020」(Web開催)にて発表しました。

女性にとって「ときめき」は幸福感をもたらす重要な感情であり、多くの女性が「ときめきたい」と考えています。メナードは、女性の「ときめき」に関する心理状態や身体的な変化について研究を続けてきました。

  •  脳の活動状態から「ときめき」を推測!

実験対象者に様々な化粧品の画像を見せ、その画像に「どの程度「ときめき」を感じたか」の自己評価値と、脳の活動状態との関連性を検証しました。その結果、「ときめき」を強く感じる画像を見た時では、脳の左前頭前野が活性化していることが分かりました。また、「ときめき」を感じると後頭部のα波とβ波の比率が変化していました(参考資料1)。これらの変化を捉えることで、脳の活動状態からその人がどれくらいときめいているか推測することが可能となりました。
今回の研究から、化粧品の開発段階において女性がどの程度ときめいているのか、客観的に評価できるようになりました。今後、女性をときめかせる商品開発や美容提案に応用してまいります。

<参考資料>
◆ 脳の活動状態の変化から「ときめき」の感情を推測する
女性16名を対象に、様々な化粧品の画像を見た時の脳の活動状態として、脳血流量と脳波を計測(※)しました。同時に、その化粧品にどれくらい「ときめき」を感じたかについても調査し、「ときめき」の程度と脳の活動状態の関連性について検証しました。
その結果、「ときめき」を感じる画像を見た時、脳の左前頭前野が活性化していることがわかりました。さらに、後頭部において、脳波のα波とβ波の比率(β/α)が高まることがわかりました。これらの脳活動の変化は「ときめき」を感じた時に特徴的に生じる脳の活動だと考えられました。さらに、これら2つの脳活動を指標とすることで、その人が感じる「ときめき」を推測できる技術を開発しました。
※ fNIRSを用いた前額部の脳流の測定と、脳波計を用いた後頭部の脳波の測定を実施。

【これまでの「ときめき」に関するニュースリリース】
・「ときめくと目が輝く」を実証!アイカラーがもたらす「ときめき」の秘密
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000048666.html
・「ときめき」の感情構造を分析し、化粧品に対する「ときめき」を数値化!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000048666.html

 


 

掲載元:PR TIMES

Selected by COCOLOLO ライフ magazine 編集部