辿り着いたのは生活のリズムをととのえること ウサギノネドコ代表・吉村紘一さん


仕事や趣味で最高のパフォーマンスを発揮するにはどうしたらいい?

悩みや不満など、ネガティブな気持ちはどのようにして解決すればいい?

心と身体に休息を与えて、心身のバランスを上手に保つ方法は?

 

現代はストレス社会と言われますが、適度なストレスはヒトの成長に欠かせません。日々「こころを整える」ためにどうすればいいのか、COCOLOLOマガジン編集部が様々な分野で活躍する人物からそのヒントを探る「こころトーク」。

お待たせしました!京都で「ウサギノネドコ」というミセ・ヤド・カフェを主宰し、自然の造形美を広く世の中に伝えている吉村紘一さんへのインタビューの後篇です。今回は、広告会社で働いていたときと現在のストレスの質の違いや、辿り着いたストレス解消法についてです。

ウサギノネドコおススメ3選もあります!

 

主体性があると、ストレスの質が変わる

編集部:東京で会社勤めされていた時から京都に移住されて、随分ライフスタイルが変わったと思います。ストレスなんかはどうですか?

吉村:広告会社にいた時のストレスとは違いますね。現在は会社経営をしているので、重圧もありますしストレスはゼロではありません。ただ会社員時代と比べると、全部自分ゴトであるという点で、ストレスが少ないかもしれませんね。

ストレスって自分でコントロールできるものと、そうでないものとがありますよね。会社員時代はやはり自分ではコントロールしきれないストレスもありました。そういったストレスに対しては「心を無にしてやるしかない」って感じで仕事をしていましたが、今は全て自分が主体になってやっている感覚があるので、当然ストレスはありますが、コントロールしながら楽しくやっているかなと思います。

 

編集部:自分に主体性があると、ストレスの質って違うわけですね!

吉村:そう思いますね。以前もやらされて仕事してたわけじゃないと思いますけど(笑)。自分で全て決めていく経営者のストレスと、雇われていたときのストレスは根本的に違うと思います。

今は適度な緊張感をもちながら、丁度いい具合のストレスを感じながらやっています。なにせ、まだまだ吹けば飛ぶような小さな会社です。軽自動車にロケットエンジン積んで走っているような感覚で、走っているうちにどんどん壊れていくので、そういうストレスはもちろんあるんですけど(笑)。

 

編集部:京都へ来てからスタッフも雇われていますが、人間関係はどうですか?

吉村:人間関係のストレスはあまりないですね。一緒に働くスタッフには本当に恵まれていると思います。経営者としてはできるだけスタッフに風通しの良い環境を作りたいとは思っています。

社外の人間関係についても京都ではたくさんの良い関係に恵まれたと思います。よく京都は閉鎖的と言われることもありますが、私からするとそんなことはなくて、自分で面白い活動をしている同年代の方も多いので、たくさんの刺激をもらっています。

米製エスプレッソマシーンやアンティーク食器にこだわる知り合いのカフェ「Phalam」。
外でPC作業するならココ!と決めている

 

ストレス管理のカギは生活リズムをととのえること

編集部:先ほど、適度な緊張感をもちながら、丁度いい具合のストレスを感じていると仰っていましたが、具体的なストレス管理法はありますか?

吉村:まず何よりも、毎日の生活リズムを一定に保つことですね。
それこそ広告会社にいた時は日々不規則な時間で仕事をして深夜作業などもありましたが、今はどんなに忙しくても夜7 時に家に帰って家族で食事をとります。そして9 時頃には寝て朝は4 時に起床。家族が起きてくるまで仕事をして、9時に出社しています。行き帰りの1時間ほどの通勤電車は本を読むことに時間をあてています。週休二日休みはとって、それ以外の平日はほぼ毎日同じリズムです。

 

編集部:すごいですね!そのリズムがストレスマネジメントによいと気づかれた理由は?

吉村:逆にリズムが崩れると仕事に支障をきたすな、というのがあったので。リズムを整えることって重要だな、ってところからはじめた感じです。このリズムだと、一日の中で無駄に過ごす時間がなくてすごく効率的なんです。会社員だったときはリズムとか言ってられませんでしたが、今は自分で会社をやってるからそれが決められるのはいいですね。

 

3分ランチと家族メシ。一日のメリハリがバランスを生む

編集部:では、こころを整えるために何か実践していることはありますか?

吉村:毎朝筋トレはしつつ、週に1 回はジムにも通っています。やはり身体を整えておくことで心も整うというのはあると思います。

あと、平日のお昼ご飯。3 分ランチって呼んでいるんですが(笑)、インスタントの味噌汁だけしか食べないんです。お湯入れて3分で飲んで、また仕事に戻るっていう感じで、時間的にロスがない。高い生産性を持って仕事を終わらせためにお昼の休憩時間をカットしています。お腹いっぱい食べると頭の動きも鈍りますしね。適度な空腹感を持って仕事した方が頭も冴えますし。

 

編集部:へぇ~すごいストイック!息抜きしたくなりませんか?

吉村:もちろん毎食、味噌汁だけではないので(笑)。帰宅してから家族で夕飯を食べる時間
は1日の中での重要な息抜きでしょうね。妻がバランス良く食事を作ってくれるので、そ
れを食べることは楽しみにしています。夜はしっかり食べて、お酒も飲みますしね。そこ
は結構大事かな思います。

 

自然の造形美でこころがほぐれる瞬間を

編集部:それでは、最後に「こころをととのえる」のにおススメな、「ウサギノネドコベスト3」
を教えてください!

吉村:「ヤド」では離れのお風呂ですね。タイル張りのちょっと変わったお風呂になっていまして、ゆったりくつろげるサイズの浴槽になっています。またお風呂の外壁は緑化してお庭と同化させているので、お風呂に向かうアプローチからお楽しみいただけるかなと思います。

「カフェ」でいうと、ランチの付け合わせのデザートに「アメシストパンナコッタ」というのがあります。ムラサキ水晶に見立てたデザートなんですが、ゼリーの食感とパンナコッタのクリーミーな食感の組み合わせを面白く感じていただけるかと思います。見て楽しい、食べて楽しいといった感じでオススメです。

「ミセ」ではやはり「Sola cube」ですね。4cm角と小さいので、机とか仕事場に置いていただいて、疲れた時に眺めるだけで癒されるんじゃないかなと思います。実際そう言ってくださるお客様も多いですね。生活空間に置く、小さな自然ということでお楽しみいただければと思います。

実物の鉱石アメシストも添えて提供される「アメシストパンナコッタ」。
透き通る鉱石の色、不思議な味のハーモニーと食感・・・五感で癒されるひと時に。

 

「sola cube」。ミセでは什器や照明にもこだわりが。自然の造形美に触れて非日常体験ができる

 

仕事のパフォーマンスを上げるために辿り着いたのは、生活のリズムをととのえること。一見ストイックですが、ご本人はとても自然体で、それがここちよいペースであることが伝わってきました。リズムのベースが毎日家族で食べる夕飯というのも印象的でした。

2回に渡ってお届けしましたが、いかがだったでしょう?ふだん見落としている「何か」に気づかせてくれるウサギノネドコ。京都へ行く機会があれば、実際にその世界観も是非体験してみてください!

 

吉村紘一

広告会社でのマーケッター、コピーライターを経て、 2011年3月に独立。「自然の造形美を伝える」をミッションとした、株式会社ウサギノネドコを立ち上げる。現在は代表兼クリエイティブディレクター。植物、鉱物、動物などの自然物を生活の中で取り入れることを、オリジナルプロダクトを通して提案している。代表的なプロダクトのSola cubeは2007年に販売開始以来10年が経過している。

 


ウサギノネドコ

■ 住所
京都市中京区西ノ京南原町37

■ 電話
ヤド&ミセ:075-366-8933
カフェ:075-366-6668

■ 営業時間
ミセ11:00 〜 18:30
カフェ11:30 〜 20:00(ラストオーダー19:00)

■ 定休日
ミセ・カフェ木曜日


編集:COCOLOLO ライフ magazine 編集部


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