日常で実践!マインドフルネス~「会話」編~(後編)
自分が「話す」場合(DO)~「アイメッセージ」で変わる相手の反応~
自分が話す場合のテクニックを二つ紹介します。
1.おうむ返しをする
例えば、「今日は、上司に怒られて落ち込んでいるだ」と相手が言ったら、「そっか、落ち込んでいるだね」と返します。結構、無意識にやっていることが多いかもしれませんね。たったこれだけですが、
「ちゃんと伝わっている。」
「話しを聞いてもらっている」
という安心感を与えることができます。また相手が感じていることを、そのまま伝えることで「ラベリング」の時のように気づきを再確認する効果もあります。
2.「アイメッセージ」で伝える
私は「アイメッセージ」で伝えるようになってから、妻との喧嘩が激減しました。「アイメッセージ」とは、「私は〜を感じている」「僕は〜だと思った」といったように私が主語になった伝え方です。
対して、「ユーメッセージ」というのもあります。「ユーメッセージ」とは、「あなたは〜だね」「君っていつも〜だよね」といったような相手を主語にした伝え方です。
先ほどの自分の内側を感じていることを伝える「アイメッセージ」よりも、こちらの「ユーメッセージ」のほうが、相手をジャッジする表現になりがちです。
「あなたが悪い」
「お前の考え方は間違っている」
といった感じになると、なんだか責められているように感じますよね。大抵、喧嘩するときは、この「ユーメッセージ」をつかっています。
何か意見を伝える際も、「あなたはこうだ(ユーメッセージ)」ではなく、「私はこう感じている(アイメッセージ)」を使うようにするといいでしょう。全く同じことをいっても、聞こえ方が全然違います。そのためにも、「今、自分が感じているのか?」に気づいて、認めることが大切です。
瞑想やヨガの実践を通して、自分が感じていることに気づき、受容的に接していくことが、実は、他人との豊かなコミュニケーションにつながっている。そんな風に私は思います。
googleやゴールドマン・サックスなどの一流企業が続々導入し、アメリカでは一般市民レベルで大きな飛躍を見せている「マインドフルネス」。
一過性のブームではなく、現代人老若男女問わず必要とされるものとして認知されています。
科学的にもその効果が証明されており、ますます今後広がっていくと考えられます。
ヨガプラスはマインドフルムーブメントにフォーカスしたクラスを行うヨガ専門スタジオです。
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<ライター>
吉田 昌生
ヨガ・瞑想講師 YOGA BEING真鶴代表
日本ヨーガ瞑想協会講師
23歳のころ精神的にバランスを崩し瞑想に出逢う。瞑想がもたらすメンタル調整効果に感動し、ヨガ・瞑想講師の道を志す。以降、インドをはじめ世界35カ国以上を巡り、様々なスタイルの瞑想、ヨガ、心理学を学び実践する。
2014年:YOGA BEING真鶴を設立し、神奈川を中心に、ヨガ・瞑想の普及に努める。
「マインドフルネス」をべースにしたヨガクラスを指導。
2015年1月:「一日10分で自分を浄化する方法 マインドフルネス瞑想入門」(WAVE出版)出版
現在、メルマガ等で「マインドフルネス瞑想」についての情報を配信中。ヨガクラスの他にも、企業向けの研修、瞑想の個人セッションを提供している。全米ヨガアライアンス200時間指導者トレーニング修了。
・マインドフルネス瞑想入門無料メール講座
・吉田昌生のアメーバブログ
・吉田昌生公式ホームページ
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