マインドフルネスと慈悲の心(前編)
本日は、慈悲の瞑想を紹介します。
慈悲の瞑想とは、思いやりの瞑想、慈しみの瞑想、メッターとも言われます。
サマタ瞑想の一種で、祈りのような瞑想法です。
慈悲の瞑想の目的は、瞑想を深めるための穏やかな心をつくることです。
自分や周囲の人や生命に思いやりを感じることで瞑想が深まりやすくなります。
慈悲の瞑想のやり方
実際に、慈悲の瞑想をやると、自分自身の内側にある平和や幸福感が増幅するのを実感できると思います。
自分の中の思いやりを育み、心が穏やかになるので、仕事や人間関係もうまくいきやすくなります。
ぜひ一緒にやってみてください。
やり方も簡単です。
まずは、自分自身の幸せを祈ります。
そして自分の大切な人たちにまで、その祈りを広げ、最終的には、生きとし生けるものまで祈りを広げていきます。
コップの水を内側から満たして、外側に広げていくようなイメージです。
それでは、やり方を詳しく解説します。
まずは心をこめて、自分の幸せを祈ります。
心の中で私と同じ言葉を繰り返してください。
私が幸せでありますように
私の悩みや苦しみがなくなりますように
私の夢や願いが叶えられますように
私が幸せでありますように(3回)
次に、とても大切な人の幸せを祈ります。
私の大切な人が幸せでありますように
私の大切な人の悩みや苦しみがなくなりますように
私の大切な人の夢や願いが叶えられますように
私の大切な人が幸せでありますように(3回)
さらに、その祈りを
家族や友人、親しい人たちへと広げていきましょう。
私の親しい人たちが幸せでありますように
私の親しい人たちの悩み苦しみがなくなりますように
私の親しい人たちの夢や願いが叶えられますように
私の親しい人たちが幸せでありますように(3回)
最後に、祈りを広げ、
生きとし生けるものの幸せを祈ります。
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの夢や願いが叶えられますように
生きとし生けるものが幸せでありますように(3回)
何度か深呼吸を繰り返していきましょう。
そして、ゆっくりと目を開けていきましょう。
続きは後編で。
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