クリエイティビティを上げる科学的だけど簡単行動(その2)

手軽にクリエイティビティを高めるために

 働き方が大きく変わり、職場以外のコワーキングスペースやカフェなどで仕事をするケースも増えているのではないでしょうか。その時に気になるのが、仕事の生産性です。職場で集中して行う方が良い仕事もあれば、場所を変えて気分もリフレッシュして取り組んだ方が良い仕事もあります。特に、拡散的思考による新しいアイデアやちょっとした工夫が必要な仕事を行う時は、必ずしも職場(オフィス)がベストとは限りません。

 スタートアップビジネスでは、基本的にルーチンワークはあまりありませんので、多かれ少なかれ、拡散的思考によるクリエイティビティはとても重要になります。私たちの脳はどうしても既存の枠組みや過去に経験したことをベースに思考してしまう強力な癖があるので、これをいかに打破するかが、クリエイティビティを発揮する鍵になります。

 そのためには、いつもと違う環境に身を置いてみることも1つの方法ですし、ブレインストーミングなど、様々なフレームワークを駆使してアイデアをたくさん出せるようにするのも有効です。ここでは個人が手軽に実践でき、かつ、科学的エビデンスに基づく方法を2つほど紹介したいと思います。

最適な環境音がクリエイティビティを高める

カフェのような場所で仕事をする時、BGMやコーヒーを入れる音、人の話し声や外の環境音など様々な音を耳にすると思いますが・・・

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【執筆者プロフィール】

板生 研一

WINフロンティア株式会社創業者&CEO / MBA&PhD(医学)/ SONY出身 / 東京成徳大学経営学部特任教授 / メンタル・マネジメント、クリエイティビティ・マネジメント、アントレプレナーシップの研究と実践 / 信頼できるエビデンス(海外学術研究等)に基づき発信 / noteで『起業家兼研究者が考える メンタル・マネジメント法』を連載中