ストレスや不安を減らす「マインドフルネス」
マインドフルネスとは?
私たちは、普段、目の前のことに取り組んでいるようでいて、実は過去や未来のことを考えて、「心ここにあらず」の状態になっていることが実に多いことがわかっています。特に、過去の失敗を思い出したり、未来の漠然とした不安が頭をよぎったりと、ネガティブな感情が心に浮かんでいることが多いのです。マインドフルネスは、そのような状況を脱却して、「今ここでの経験に、評価や判断を加えることなく能動的な注意を向けること」を指します。
新しいビジネスを立ち上げようとしている起業家にとっても、マインドフルネスはとても大事です。起業の過程は、トライ&エラーの繰り返しでもあります(少なくとも、私はそうでした)ので、メンタルが弱くなると、過去の失敗を思い出したり(例:あのアプリの不具合が起きなければ、もっと多くのユーザーを獲得できていたのに)、未来への不安が頭をよぎったり(例:今年の売上は大丈夫だろうか、キャッシュフローは回るかなぁ)と、ネガティブな感情になりかけることは多々あります。しかし、前を向いて、目の前のことを一つ一つこなしていかないことには、何も生まれません。その時に、「今ここ」に集中する、マインドフルネスの考え方は大いに助けになります。
「マインドフルネス・ストレス低減法」(MBSR)とは?
「マインドフルネス・ストレス低減法」(MBSR:Mindfulness Based Stress Reduction program)は・・・
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【執筆者プロフィール】
板生 研一
WINフロンティア株式会社創業者&CEO / MBA&PhD(医学)/ SONY出身 / 東京成徳大学経営学部特任教授 / メンタル・マネジメント、クリエイティビティ・マネジメント、アントレプレナーシップの研究と実践 / 信頼できるエビデンス(海外学術研究等)に基づき発信 / noteで『起業家兼研究者が考える メンタル・マネジメント法』を連載中