【いたわりセルフケア】からだのバランス

「入浴→交感神経が落ち着く→良眠→疲れやストレスを解消」の好循環を作ろう

入浴で質の良い眠りを。疲れやストレスを取り除きましょう

「最近よく眠れてなかったから風邪気味なんだ」。挨拶代わりにそんな会話を交わしたことはありませんか?睡眠と体調の善し悪しはよくリンクされますが、とはいうものの、休日に長時間の寝だめをしても、生活のリズムが狂うだけで、効果はイマイチ…。長時間眠ることよりも、質の良い眠りが、からだのバランスをとることに重要なのです。

では睡眠不足だと、どうして体調が悪くなるのでしょうか?このとき自律神経のなかにある交感神経の緊張が続いている状態にあります。交感神経が優位にあると白血球の中の顆粒球が健康なときよりも増えすぎてしまい、その結果免疫力が崩れ、風邪をひきやすくなったりするのです。一方で良質な睡眠をとっていれば、交感神経の働きが落ち着き、免疫が正常に働きます。

この交感神経の働きを低下させ、リラックスした睡眠をとるのに最も適したこと、それは入浴剤を入れた お風呂に入ることです。さらに寝つくまでの時間、睡眠の深さ、朝起きたときの疲労回復感も、さら湯よりも入浴剤を入れたときの方が、良好な結果を出しています。良質な睡眠と入浴剤は免疫力が正常に働くことにつながり、からだのバランスをとることに欠かせないものと言えます。

 

入眠後の自律神経活動(消灯から60分間の交感神経の推移)

入浴なし群・シャワー群と比較すると、入浴剤(温浴成分のみ)を使用したときが、もっとも交感神経の働きを低下させ、リラックスした睡眠状態をもたらしました。

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プロフィール

石川泰弘先生(お風呂博士)

株式会社バスクリンの販売管理部所属(広報責任者)。温泉入浴指導員、睡眠改善インストラクター。温泉や入浴、睡眠に関する講演は出演依頼が後を絶たない。「『ぷっ』すま」「教科書にのせたい!」等のTVや雑誌、ラジオにも多数出演。

著書: 「たった一晩で疲れをリセットする睡眠術」(日本文芸社)等
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