仕事のストレスによる白髪の原因
メラニンって?
皆さんも「メラニン」という言葉を一度は聞いた事があるはずです。
基本的なことのおさらいになりますが、白髪の原因は、髪の黒色であるメラニン色素が減っているために起こる現象です。
そのメラニン色素を作るのは、頭皮にあるメラノサイト細胞です。言うなれば、このメラノサイトの働きが弱くなると、白髪が増えると言うわけです。
では、メラノサイトの働きが弱くなるのはいったいどのような時なのでしょうか。
答えは「血流」にあります。血液は、体中の細胞に栄養や酸素を送る役割をしています。身体の中で血液の流れが悪くなると細胞はどんどん活動を弱め、しまいには細胞が死んでしまいます。
もちろん、細胞は死ぬのと同時に分裂して数を増やしますが、死ぬ数が増える数を超えるとその機能は衰えていくのです。髪の毛の生えている頭皮も、同様であることは言うまでもありません。
血流が悪くなる原因
そして、人間というのは強いストレスを長期に渡って受け続けると血流が悪くなることが分かっています。ストレスによって血管が収縮し、必要な酸素や栄養が届きにくくなるのです。
原因としては
(1)上司や同僚からのパワハラ、セクハラ
(2)長時間の過酷な労働(深夜に及ぶ業務)
(3)仕事に対するモチベーションの低下(やりがい)
(4)不適切な対価(サービス残業など)
などが考えられます。
常にストレスにさらされている場合、血流はどんどん滞り、最終的には白髪が増えるになるだけでなく“うつ”などの病気にもつながっていきます。そういった意味で、白髪はストレスのサインと考えてよいのかもしれません。
一時的にその場から解放された(帰宅した)としても、すぐに緩和されるものではありません。基本的に会社は連続して勤務するものですから、繰り返してストレスがかかりますし、人間の心身はそうした状況で受けたストレスをすぐに忘れ去ることもできないようにできています。
しかし、心と身体を長期間にわたってリフレッシュすることのできないのも事実です。
しかし、生きていく上でストレスをゼロにすることはできませんが、ストレスから解放される環境を作ったり、ストレスに耐性のある心身を作ることは不可能ではありません。
白髪が増えたと思ったら「歳を取ったから」の一言で片付けず、仕事などで受けているストレスを見直す事が大切です。
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