どんよりタイプのストレスオフ・ヒント【ストレスオフ・アクション2020 梅雨ストレス】
朝からだるい、リモートワークの一人作業中に集中力が保てない……これって、私にやる気がないせい? 自分を追い込みがちな「どんよりストレス」、つらいですよね。さて、ストレスオフ・トレーナーであり、メンタルコーチの資格を持つ小山圭介さんのアドバイスは?
■ だるい→ソファでごろん、は悪循環をまねくだけ
何があるわけでもないのに、だるくなったり、集中力が途切れたり。どんよりした気持ちが襲ってくると、「なまけている」「自分が悪い」と自己否定モードにおちいってしまう人もいるでしょう。でも、ちょっと待って。梅雨がはじまってその症状を強く感じるようになったなら、それは気象病かもしれません。
急激な気圧の変化は、ストレスの一因。一般的に「ストレスを受けると交感神経に傾きがちになるので、リラックスを心がけましょう」と言われますが、ストレスが自律神経のバランスに支障をきたすのは、何も交感神経だけではありません。実は、雨や曇りの日は、交感神経が低下。副交感神経が優位になり過ぎるため、「リラックスする」は逆効果の場合も多いのです。
■ セロトニンの時間である朝におすすめ!全身の筋肉を使う簡単エクササイズ
交感神経は昼間の自律神経、副交感神経は夜の自律神経と言われます。低下し過ぎてしまった交感神経を活発にするために、やる気に欠かせないセロトニン分泌が盛んになる朝(午前中)に、短時間でもいいので、梅雨シーズンはエクササイズする習慣を! 全身の筋肉をしっかり使う2つのメソッドをご紹介しましょう。
▼体を大きく左右にグインと!CCエクササイズ
① 足を肩幅に開き、両腕をしっかり上に上げてバンザイの姿勢で立つ。
② そのまま上半身を右に倒し、同時に右足を横に上げて「C」をつくる。
③ ①の姿勢に戻ったら、左側も同様に。
[POINT]上半身を横に倒す時、体が前にかぶらないよう意識して。リズムよく、20回×1、2セット行いましょう。
▼腰を落としてパンチ!ツイスト&パンチエクササイズ
① 足を肩幅よりやや広めに開き、両手はボクサーの構えのようにグーをつくり胸の前に。
② そのままスクワットの要領で腰を落とす。膝が前に出ないよう、お尻を後ろに引くイメージで。
③ 上半身を右後ろにひねりながら伸び上がり、振りむきざまに左手を斜め上にパンチ!
④ ①の姿勢に戻ったら、左側も同様に。
[POINT]腰を落とす時に鼻から息を吸い、パンチの瞬間「フッ!」と口から吐く。体をひねる時は、しっかり後ろを向くまでひねりましょう。リズムよく、20回×1、2セット。
■ 番外編:今すぐシャキッとしたい時のための簡単ワザ2つ
交感神経は昼間の自律神経、副交感神経は夜の自律神経と言われます。低下し過ぎてしまった交感神経を活発にするために、やる気に欠かせないセロトニン分泌が盛んになる朝(午前中)に、短時間でもいいので、梅雨シーズンはエクササイズする習慣を! 全身の筋肉をしっかり使う2つのメソッドをご紹介しましょう。
▼勢いよく鼻から吸う
例えば、仕事から帰ってきてソファでリラックスした瞬間。自然と口から「ふ~」と息が出ませんか? 深くゆっくり吐くのは、まさに副交感神経を優位にする呼吸。意識せずとも体は自然に行っているのです。では交感神経を活発にするには? リングに上がるプロレスラーのごとく、「フンッ!」と勢いよく鼻から吸う! 活発な活動を司る交感神経に、火をつける着火剤のようなもの。数回繰り返すと、頭が徐々にクリアになってきますよ。
▼体をバンバンたたく
お腹が不調だと無意識に手でなでたり、子どもには「痛いの痛いの飛んでいけ」なんてすることもありますね。その反対、体をバンバンたたくことで交感神経をアップ! できれば自律神経の通り道である背中がベストですが、自分で叩くなら、二の腕や肩の辺り、太ももなどが叩きやすいでしょう。痛くなるまで叩く必要はありません。力の入れ具合は、お好みで。
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執筆・監修:ストレスオフラボ