マインドフルネスと忍耐(後編)


苦しみ、不快感を受け取る

夏の時期にとある坐禅会に参加していた時、蚊に刺された事があります。
その時の体験を少しお話ししておきたいと思います。
坐禅中に一匹の蚊が私の周りに飛んでいることに気づきました。その蚊は私の頭の上、やや右上辺りを旋回していました。私は蚊がどこかへ行ってしまってほしいと思いました。他の人のところに刺しに行ってほしい不埒な思いもでてきました。
しかし、実際は私の右耳の上、耳尖の部分にやってきました。私は観念しました。動きたい自分をじっと抑え、刺される瞬間、刺されている間の感覚、そして、刺し終わり去っていく蚊の様子までじっくりと観察することにしました。
刺される瞬間はとても不快な感覚が私の右耳の耳尖から、身体全体に広がるのを感じました。そして、刺されている時も体の中に針が刺さっている感覚と不快感がありました。しばらくして、蚊は右後ろの方へ飛び去ってしまいました。刺された後、私の右耳は熱くなってきてかゆみを訴えてきました。
それから、普段なら掻いてしまいますが坐禅中は掻かずそのかゆみの変化を観察することにしました。
始め刺された箇所は熱くなり、そして痒みが徐々に増していきました。
徐々に熱さ痒さはピークを迎えピークを過ぎるとだんだん気にならなくなってきました。
気にならなくなるとまた、呼吸に注意が戻り呼吸を観察する瞑想へと自然と戻っていきました。
この経験は私にいろいろな事を実体験として気づかせてくれました。自分自身が嫌なこと不快なことも受け入れる姿勢を持つという事。すぐに反応するのではなく忍耐を持って観察をしてみるという事。そして、身体の感覚は刻一刻、瞬間瞬間、刹那刹那に変化をしている事。
今の時世では感染症の問題もありますので、わざわざ蚊に刺される場所に行く必要はありませんが、言葉遊びの世界ではなく実体験としてそういう体験をしてみると本当の気づきが体得できるでしょう。

今回はこの辺りで失礼します。
お読みいただきありがとうございました。

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