マインドフルネスと「仕事」の関係について(後編)


我欲を手放す

仕事とは、慣れてしまうと、その仕事自体に私たちは固執したり、手放したりできなくなる傾向があります。

この仕事は何が何でも自分がいないとできないものだ。いわゆる、自分が常に主人公でないと気が済まないタイプの人がいます。そのような人の場合、マインドフルネスのトレーニングを行っていくと、私が私がといった我欲を少なくしていくことができます。

例えば、あるプロジェクトがあったとしても、自分自身が中心になってもならなくいいと思えるようになります。そして、プロジェクト全体がうまく回るように気を配れる人間になり、結果的により多くの成果を得ることができることにつながっていきます。小さな自分の我欲を手放すことは、その人の仕事にとって大きな成果をもたらすでしょう。

 

ストレスとうまく付き合う~ストレスを観察してみる~

仕事のストレスとどう付き合うかということは、仕事をする人にとって大きな問題でしょう。現代の社会では、どんどん仕事のスピードが加速しています。

インターネットの普及で、そのスピードはますます早くなっていくでしょう。そのスピードの中で、私たちは仕事のストレスとうまく付き合わなければなりません。そして、ストレスというと悪いイメージばかりですが、適度なストレスがないと人間は凛と生活できなくなってしまうので、ストレスを悪いものだと決め拒絶しようとするのではなく、よくそのストレスを観察してみるという視点を持つとよいでしょう。

客観的にストレスを受けた時の自分の身体の変化、呼吸の変化に気づきを向けて観察するとよいでしょう。

違った一面に気づき、ストレスにのみこまれずに、普段の状態に戻りやすくなるはずです。ヒントとして、仕事をする前、終わった後、仕事の区切りの時に少し自分だけの時間を数分とり、しっかり姿勢を作り、呼吸や身体感覚に意識を向け、しっかり気持ち身体を切り替えて次へ進むと良いでしょう。

 

ワークライフバランスはマインドフルネスな仕事から

私自身、10年近くサラリーマンをしていた経験があります。私の勤めていた会社は、残業が多い方で、仕事はたくさんあり、やっても、やっても終わりがないような会社でした。徹夜もありましたし、当時は寝る間も惜しみながら働いていたような感じでした。

しかし、ある時期からそれはおかしいと感じ、なるべく早くに帰宅できるように、業務を効率化することと、自分のプライベートな時間を大切にすることに取り組み始めました。そして、マインドフルネス的(出家者的)な生活スタイルへと取り組み始めてから、生活は変化しました。

始めの変化はあまり怒らなくなったこと、次に、無理無茶をしなくなったこと。そして、自分の身体のこと、心の状態によく気づけるようになったこと。

おかげで、私自身は仕事・家庭・勉強についてもバランスをとることができるようになりました。最近ではワークライフバランスとよく耳にするようになりました。私はよいことだと思います。仕事ももちろん大切ですが、自分の仕事がもたらす周りへの影響、そして、自分が生きているということは何を実現するためか?また、家族や友人、同僚など自分と関係を持つことはどのようなことか、を感じて仕事に取り組むことは大切なことでしょう。

思考の仕事ばかりではなく、マインドフルネスに感じとる生活も取り入れて、バランスをとりながら生活することは、現代のわれわれによりたくさんの人生のギフトを与えてくれることでしょう。

今回はこの辺りで失礼いたします。
お読みいただきありがとうございました。

googleやゴールドマン・サックスなどの一流企業が続々導入し、アメリカでは一般市民レベルで大きな飛躍を見せている「マインドフルネス」。
一過性のブームではなく、現代人老若男女問わず必要とされるものとして認知されています。
科学的にもその効果が証明されており、ますます今後広がっていくと考えられます。
BASIピラティスはマインドフルムーブメントにフォーカスしたクラスを行うピラティス専門スタジオです。

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<ライター>

長谷川 洋介

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医療法人和楽会 ヨーガ講師。東京マインドフルネスセンターにて指導。

法政大学卒業。2006年ヨーガを始める。「マインドフルネスは今を大切に生ききることです。そして、マインドフルネスは生活の中で実践していくことがとても重要です。センターではヨーガやメディテーション等を通じ今に意識を向け、いろいろな気づきを得る練習をします。マインドフルネスを皆さんと一緒に実践し心と体を調えていきましょう。」

(社)ヨーガ療法学会 ヨーガ講師養成講座修了
東洋鍼灸専門学校卒業
鍼灸師(国家資格)
あんまマッサージ指圧師(国家資格)
ジョン・カバットジン博士「MBSRワークショップ」修了
介護予防運動指導員

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