好感度アップの心理学!【気分一致効果】


家族、友人、同僚、上司……。仕事からプライベートまで、生きていれば多くの出会いがあります。
でも、出会った人全てが「良い印象」というわけではありません。

「楽しい人」
「おもしろい人」
「つまらない人」
「ムカつく人」

きっと、人それぞれ個人に対する印象も異なるでしょう。
では、どうすれば「良い印象」を残すことができるのでしょうか?

今回は好感度を上げるコツを解説するとともに、「人付き合いが下手」「最近いいことがない」という悩みを持つ人におすすめしたい「いい思い出をつくる方法」をご紹介します。

 

好感度の高い人=ポジティブな体験を共有した人

まず「この人にまた会いたい」と思うのは、どのような瞬間でしょうか。

美味しいご飯を食べて話が盛り上がったとき、
旅先で感動的な体験をしたとき、
チームで大きな仕事を成し遂げたとき、

さまざまなシチュエーションがあるかと思いますが、「嬉しい」「楽しい」などプラスになる体験を一緒に共有した人に対して、人はポジティブなイメージを抱くようになると言われています。

つまり、ケンカや言い争いなどネガティブな体験を繰り返し共有している人に対しては必然的に「気が合わない」「苦手な人」と無意識に決めつけてしまうというわけです。

 

感情と記憶は深い結びつきがある!心の連想感情ネットワークとは?

覚えていたり思い出す記憶は感情と深く結びついているもの。
だからこそ、相手を楽しませ喜ばせることを得意とする人は「人付き合い」が上手です。
この「記憶」と「感情」の結びつきについて心理研究を行っているのが2005年にアメリカ国家科学賞を受賞したゴードン・H・バウアー。

彼は、情動感情と情報は一緒に記憶の中に貯蔵されているでネットワークとして連結していると考え、感情と出来事は一緒に覚えられている「気分適合的情報処理感情ネットワークモデル」を提唱した研究者のひとりです。
感情と記憶が密接にリンクしているとされる効果を「気分一致効果」といいます。
バウアーが提唱したこの心理状況について、もう少し詳しく見てみましょう。

 

■気分適合的情報処理気分一致効果とは?

幸せな気分のときは体験した出来事の中でポジティブな思い出を、悲しい気分のときはネガティブな記憶を思い出しやすくなることを気分適当的情報処理気分一致効果と呼びます。

〈気分適合的情報処理気分一致効果の事例〉

  • 不幸があった人が悲劇的な映画を観ると細部まで記憶できる
  • 明るい気持ちで食事をすれば、話した内容や料理の美味しさを覚えている
  • 落ち込んだ時に家族や友人とケンカをすれば、言い争いの内容を忘れない
  • 楽しいデートでプロポーズを受けたら、その時の状況をずっと記憶している

悲しいときには悲しい過去を思い出しやすくなり、嬉しいときは嬉しい過去を思い出す。
これが気分適合的情報処理気分一致効果の仕組みです。こうした心の動きによって私たちの脳に記憶されていくのです。

感情と記憶の関係をきちんと理解すれば、いい思い出をより感度を上げた最高の思い出がつくれるはず。さらに、他人に与える自分の印象をコントロールすることが可能となります。
心の動き方を理解して、より良いコミュニケーションを築いてみてはいかがでしょうか。


編集:COCOLOLO ライフ magazine 編集部