「腸」の働きと ’リラックス’ の関係(後編)


腸の動きを助けるのはリラックスが重要-副交感神経と腸の関係

腸は食物が摂取されることで働きます。特に消化に時間がかかるものは腸に大き負担がかかるのです。さらに腸が活動するには、「副交感神経」が働く必要があるのです。

交感神経が興奮していると消化管に血液が上手く回らず、活動も弱まります。よって食事後にすぐ動くようなことはせずに、少しの間安静にすることが重要です。また就寝する際には副交感神経が優位ですので、腸の活動も活発になります。逆に言うと栄養素が吸収されやすい状況となるのです。「食べた後にすぐ寝ると牛になる」とよく言われましたが、これはまさしくその通りなのです。朝食は消化の良いもの、夕食はなるべく早めに取ることを、意識するだけでも1日の栄養素の流れが変わってくるのです。

また、仕事のストレスが継続してある場合、交感神経が高く、副交感神経が低い状態、いわゆる自律神経のバランスが悪い状態に陥る場合があります。ストレスが多い場合は筋肉も固まり、肩こりなども起こりやすくなります。腸も同じで、このような状態だと、腸の活動に必要な副交感神経が足りない状態なので、十分に腸が働くことができなくなりお腹の調子もよくない、消化がよくない状態になってしまうのです。

自律神経のバランスを保つ方法としては、ヨガはおすすめです。ストレスが多く、交感神経が高くなりがちの現代人には無理なくできるヨガを定期的に行うことによって、副交感神経とのバランスをしっかり整えることができるのです。

肩コリがあれば’腸コリ’もある?

腸の壁は筋肉でできています。よって使い続けていくと肩こりのような筋肉のコリが出てきます。そうなるとうまく中の食物が流れず、排泄されないことになります。これがいわゆる便秘です。

では腸の筋肉を使わずに排便を促すことができるのかというと、リンパ液や血液を流れを促通することと同じく、「周囲の筋群に支援してもらう」ことが必要なのです。腸とは下腹部に内在しています。その周りには大きな服直筋や腹斜筋、腹横筋などを使用することで腸への圧力をあたえ消化物を送り出すことができます。消化物が長く腸内にとどまると、腐敗が進み腐敗ガスや毒素を出します。それが吸収されては困るのです。適切な栄養素が吸収されればあとは排出を促すことが大事なのです。

 

結論!健康な腸を保つには

美味しいご飯はいつでも食べたいものです。しかし食べる量と時間にはこだわりたいところです。また食べた後の手助けを自身の体を援助することで腸が元気になり、体も元気になるのです。

心臓や腎臓に比べると働く時間は短いですが、動き続けていることは否定できません。消化管も同じく筋肉でできています。やはり疲れやすいわけです。時には休ませてあげることは必要なのですね。

最近ファスティングが流行っています。これは腸の動きを抑える=腸を休める ということで有益かもしれません。ただし必要なエネルギーは必ず取る必要があります。長い期間、ファスティングを行うことはお勧めしません。食べ過ぎた夜があったとすれば次の日は少し食べる量を抑え、消化の良いものにするとか、多めに水分を取り腸に負担をかけないようにするとか、考えられます。

先にお伝えした、ヨガは自律神経を整える意味でもおすすめです。精神もリラックスし、次第に腸の働きが活発になる効果があります。専門の講師にアドバイスを求めながら行うことをおすすめします。

お腹を使った運動はやり方を間違えると二次障害を生むこともあります。また他人にむやみにふれされるべきではないと思います。便通を良くするために腹部のマッサージなどを軽々しくしてしまうと正しく消化物が進まず、腸を痛めてしまうことになりかねません。自分の体を守るのは自分しかいないのです。基礎医学はそのために学ぶ必要がありますね。

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